シンガポール生活が決まった時に準備すること(駐在員編) -はじめに-
家族5人でシンガポール生活を送っています。約3年間の生活を経て、日本を出る前の当時の自分にアドバイスするとしたら、という視点で出発前に準備しておくべきことをまとめます。シリーズとして生活立上後に早めに手を打っておけば良かったこともまとめていきます。当方、子供が3人(年齢は1歳-10歳くらい)と妻という家族構成です。駐在員として着任しています。似たような境遇の方のご参考になれば嬉しいです。
赴任前に不安が出てくるのは当たり前で、健全だと思います。しかし、準備を前に進めるたに、「心配してもどうしようもないことは気にしない。」という割り切りが大事です。また準備する事でスムーズになる事にフォーカスする、という心構えが肝心です。その視点を踏まえてこれからお話ししていきたいと思います。今回は、①住居、②子供の学校選び、③引っ越し荷物の準備の概要についてです。
①住む家は現地についてから見て決められるのなら見て決めた方がよいです。であれば、現地の不動産屋にコンタクトして物件情報で相場観を養いつつ、大雑把な地域の目星をつけるだけで十分といえます。住むための場所として、何を優先するかという自問にぶつかる事になります。東京での通勤と比較すると大抵の場合、シンガポールのどこに住んでも快適/早くオフィスに到着できます。なので、移動の拠点ではなく、過ごす拠点という視点で家探しをするのが良いと思います。いくつか地域を見ましたが、私は子供が小さいこともあり自宅で食事する事が多い事が容易に想像できたので、騒がしくない地域で、子供といける公園が徒歩圏内にある事も判断材料になりました。結果としてクレメンティ近郊に住んでいます。
②子供の学校については細かく決めずに、現地についてから学校見学して決めるつもりで事前にネット情報などで簡単にスクリーニング&リストして学校名を忘れないようにメモしておく程度に留めるのが良いでしょう。見るまでは決めきれない気持ちが続きますので。現地で人に聞いたり学校見学を何件かやるとイメージとの相違が分かります。ちなみに私の場合は子供を日本人小学校と日本人幼稚園に通わせるつもりでいました。しかし、結局インター校に通う事になりました。3年たった今はインター校の選択でよかったと思っています。
③引っ越し荷物に何を梱包するか、買い足すか迷いました。自身へのアドバイスは日本から船便なり、航空便なりで引っ越し荷物を出せるなら、保存状態を気にしなくて良い物資は可能な限り盛り込んで日本から発送すべし、です。免税範囲のお酒なども。悩んでいる時間がもったいない。シンガポールの物価が高いという話はホント。メチャメチャ高いです。日本での買い物と同等の品質を求めると大体2倍という肌感覚に落ち着きます。一方で、日本のデフレが長い、日本だけがインフレしていないという話を聞いて、納得感も出てきます。この点を実感として持てるだけでも日本の現在地を理解するきっかけとなり、駐在の価値があると言えます。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございます。知りたいポイントなどコメント頂けましたら経験をもとにお伝えしていきたいと思います。
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