緑の道と坂道を上って。
緑の道と坂道を上って、僕はどこへゆこう。そして何を夢見よう。
この坂道の先には何があるのだろう。その先は見えないけれど、見えないものが、きっと僕を待っているんだ。
道は誰かが作ってくれたもの。それを忘れないように。何も見落とさないように、僕らは素直に生きてゆこう。
坂道から見上げると、斜めに傾いた青空があった。そして空は少し笑って、樹々たちと遊んでいる。
あんなところでかくれんぼしてる。やがて青空は雲に隠れて、雲が新しい空になった。
緑の道と坂道を上って、息が切れて寝転がって、広い心で空を見たら、お日さまみたいな君の笑顔を見つけた。最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一