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シンガポールでのインター校選び

シンガポール生活が決まった際の一つの分岐点が子供の学校選びでした。日本人学校に編入学するか、インター校に編入学するかでした。不慣れなのでインター校だと入学手続きとそれ以降の学校とのコミュニケーションで大きな負荷が予測されたので躊躇していました。でもせっかくのシンガポール生活のメリットを活かした環境をつくろうと思い、インター校を選びました。本人もインター校で良いという雰囲気の事を言っていた事もあります。入学手続きのやり取りも、最初は肩ひじはりましたが、やっていくと学校の事務方に助けていただきながら無事に手続きを終えました。編入学後も子供が当時小1の学年だったこともありますが、クラスには直ぐにとけ込めていました。楽しく学校生活を送っていたようでした。編入学した学校はOne World International School Singaporeです。Grade1に2月に編入学し、7月に学年を終えました(年度は8月-7月)。

One Worldでも友達もできて楽しくやっている事は把握していましたが、学校の雰囲気と通学の距離の兼ね合いから転校する事を検討しました。検討先はいくつかありましたがInvictus International Schoolに絞り編入可能かを確認しました(ウエイティングリストが長い場合があるので)。英語と数学のテスト(チェック?)を子供が受けてその後に先生と面談し、次の学年から入学するのは可能との話はもらいました。ところが、学校からはGrade1への編入学を勧められました。英語力がGrade2の授業についていくには難しいかもしれないという視点でした。親としてどうしたいか聞かれて少し悩みましたが、よく理解できない授業に座っている娘を想像すると、変なプライドに親がこだわるよりは授業が分かる環境の方が良いだろうと思い、Grade1から始めるようにお願いしました。本人も納得はしていました。しかし後日(1-2年後)にクラスメイトが自分よりも若干年下という事に不満(?)を口にしたことがあります。それでも通して楽しく学校に行き、宿題もこなし休日もクラスメイトと遊んでいる様子を見聞きするとほっとしました。無理にGrade2から始めなくて良かったと、今振り返っています。Invictusはこじんまりとしたアットホームな雰囲気で、学校の敷地の雰囲気も緑を交えて良い空間です。なので、その環境で学べる事になってよかったと心から思います。先生たちも優しく親身です。娘の通った学年は4クラス(25人/クラス)くらいの規模です。

ちょうどGrade2を終えて今は夏休み。次のGrade3に備えています。先生や友達が話すことを理解していることは学校や友達の親のフィードバックで伺うのでそれを鵜のみにしています(笑)。本人ももっと自分から発言できるようになりたいと言っているので、サポートしていきたいと思います。学校生活が英語だけというのは親からすると大きな負担かもしれないと思っていましたが、子供にとってはそれが当たり前なので順応していくものだと改めて思いました。

土曜日は日本語補習校に通っています。母国語の学習時間として土曜日の3時間だけでは足りないのでそれなりの宿題量ですが、今のところは真面目にこなしているので、こちらもサポート大事だなと思う次第です。

とあるアンケートでは、子供に教育を受けさせる国として選べるとしたらどこを選ぶか?という質問に対してシンガポールが1位だった記事を見た記憶があります。その理由は、教育水準の高さと、多様性、英語/中国語教育でした。確かに中国系の色を濃く受けている前提はあるものの、欧米・アジア・アフリカ・豪州など色々な国から集まり、都度のコミュニケーションの中で異なる文化が混ざっています。それを当たり前のものとして自然に受け入れて、相手を尊重する思いを持ってスタートできるのは財産だなと思います。

ちなみに、学校では中国語(マンダリン)の科目があります。クラスの親のチャットグループのやり取りをみていると欧米の両親は中国語がお手上げ状態のようです(宿題サポートなど)。日本人は漢字への抵抗感がないので、同じタイミングで入り口に立った時にそのアドバンテージは大きいのだろうと思います。

さて、日本人学校とインター校で迷っていた3年前の自分にアドバイスするとしたら、学費面の差分を何とか補える範囲の学校があるなら、迷わずインター校に行くようにアレンジした方が良い。迷う必要なし。と言うだろうと思います。

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