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再び、政権交代?その真意は?

今、政権交代への期待が起きているが、その背景にある真実は、むしろドロドロしたものを感じるわけである。。。


2009年政権交代(自民党から民主党へ)

2009年7月21日、衆議院が解散され、8月30日に衆院選の投票が行われた。
その結果、自民党は、1955年の結党以来、初めて第一党の座を失う。
そして、同年9月16日、特別国会で鳩山由紀夫氏が首相に指名され、鳩山内閣がスタートした。副総理に菅直人氏、外相に岡田克也氏が就任した。

新政権で、前政権下の悪事が噴出

政権交代の後、自民党総裁は谷垣禎一になるが、衆議院選選挙前は、麻生太郎であった。
だが、それは、急遽辞任した安倍晋三の代わりに、盟主であった麻生太郎が出てきただけで、決して選挙に勝ちたいわけではなさそうだった。

第一次安倍政権下の2004年に発生した、新潟県中越地震の影響を受けた、柏崎刈羽原発やら、小千谷のサンヨーの半導体工場の被災により、日本経済に大影響をもたらしたのが、直接的な辞任理由だと思う。
がしかし、自民党が与党を退くきっかけになったのはおそらく、第一次安倍政権が、数々の誤った政策を進めた、その結果、矛盾が放出することが明らかであったからではないか?

安倍が老朽化著しい福島第一原発の延命を決定した結果、民主党政権下の2011年の東日本大震災で、あのような事故が起きたのは「ほんの序の口」である。
竹中平蔵の売国政策をメインに据え、非正規雇用を進めたせいで、失業率も高くなり、外資に日本の労働市場を売り放ち、主要企業の株主はファンドを中心とする外資金融機関になり、いわゆる就職氷河期の極みに達するため、本来なら生じるはずだった、第三次ベビーブームは泡と消え、今の少子化時代につながる。
わかりやすいところでは、TPPはやらないと、国民に約束しておきながら、実は米軍との密約があり、いつかはそれがバレるはずであった。

新政権となった、鳩山内閣は、安倍の米軍との密約その他、ガチガチに動けなくなった結果、普天間基地問題に、米軍の怒りを買う形で辞任。

その後の菅直人政権下で、東日本大震災が起きて、わかっていた通り、福島第一原発は惨事を起こす。
そもそも、老朽化し、本来なら廃炉とするべき原発であったが、プルトニウムを精製するためのコア工場でもあった、福島第一原発を残すとしたのは、安倍政権であったからして。

しかも、TPPもやらないのが民主党の公約だったが、すでに米国との密約があり、それは覆すことができないもので、民主党としても受け入れざるを得ないもので、菅直人がさった後の野田政権下でTPPに加盟することとなった。

(おそらく、自民党及び外務省の北米担当は、自分たちの成果だとアメリカにはアピールしたことだろう)

その他、民主党の掲げた政策の多くは、前政権の米国との密約に反するもので、政権党になって、実現するのが無理だということを悟り、密約を国民に開示しようとしたりという動きに繋がった結果、その流れが進めば、官僚たちが「お縄」になる危機もあり、官僚はマスコミを味方にし、「民主党潰し」にかかる結果となった。

東日本大震災と能登半島地震

2011年3月11日に起きた、東日本大震災では、官僚たちの反対を押し切り、海水放出をしたり、被災地の支援をすぐに進めたのが当時の菅直人政権であった。

ところが、2024年1月1日に起きた、能登半島地震の際、岸田政権の対応は酷いものだった。
ボランティアは行くな!
首相は現場を見ることもせず、馳知事はそもそも東京から遠隔で指示をするだけで、現場を見ることを拒んだ。

のちに、第二次安倍内閣がいった「悪夢のような民主党政権」は、決して国民から見た言葉ではなく、自民党政権から見てのもの、だったことが明らかである。

自分たちの進めようとした、裏の政策を止めようとしたり、変えようとしたから…

これから起こることは?

第二次安倍政権下で進めた、愚策が「アベノミクス」ほか多々あり、そのせいで、未だ日本経済は復活するどころか、どんどん状況が悪くなりつつある。むしろこれからが、本番だろう。
国民の怒りを鎮める格好で、マスコミを使い、裏金疑惑を取り上げさせ、安倍政権下の中心であった「清和政策研究会」(現安倍派)に罪を着せる形で、再び、政権交代を起こそうとしている。

それは、愚策の結果を、自民党以外の政権下で生じさせることで、やはり自民党じゃなきゃダメだと、国民に諦めさせるため、なんなら次の非自民政権に、安倍と米国の「憲法改正の密約」を進めさせ、それはダメだと言いつつ、それはあたかも昔のことだとして、自分たちのせいではないふりをするはずだ。

その結果、日本は戦争を起こし、今度はとうとう日本国が解体されてしまう結果になるのではないか?

まあ、中国の領土になるぐらいなら、米国に取り込まれる方がいいとは思うが、今の流れだと、逆にアメリカと中国のパワーバランスで、いったん日本は中国の支配下に収めさせ、その後日本をめぐり、中国ーロシアの緊迫関係を作り出させようとし、双方ともにダメージをもたらそうとするのではないか?とすら思うわけである。

その結果、日本列島は再び、焼け野原になるのであろう。
自民党のいう、「普通の国」になろうとした結果は、焼け野原になることとは、なんとも切ない話である。

が、彼らは、米軍との密約を果たすことしか、考えてはいないからして…
日米地位協定


善人をや往生す、いわんや悪人をや

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