障がいや疾病を持っても社会や仲間のために貢献できることは数多くある。
障がいや疾病を持っても社会や仲間のために貢献できることは数多くある。
【生きがいとの出会い】
6年前、突然障がいを持つことになった青年と出逢った。その日以来1年間引きこもり気味で
あった少しづつ社会復帰に向けて活動をし始めた。
ある日、学生生活に戻ろうとチャレンジした。しかし限界を感じ挫折し退学した。
その頃、TVで障がい者スポーツに関する番組と出逢った。
自分と同じ障がいを持つ仲間が活き活きと活動していた。
地元であったためそこに参加することにした。参加することにより元気と自信が湧いてきた。
スポーツを始めて間もなく就労移行支援事業所に通いながら、
社会生活への適合性やPC等のスキルのトレーニングを受け始めた。
障がい者雇用枠で大手企業への契約社員として就職が決まった。
簡単な入力作業でかつ業務時間も短かった。
職場環境は居心地はよかったが、自分から職場の仲間への壁を作っていた。
【貢献への目覚め】
ある日、周りの正社員たちの業務を助けたいと考え、
就労移行支援事業所で学んだExcelを思い出し、通信教育でマクロについて学び始めた。
業務改善のプログラムを作成し上司に提案したたところ、チャレンジを後押ししてくれた。
プログラムを導入したところ、周りの社員の業務が劇的に短縮されて、
楽になったと感謝された。
しかしバグが見つかり壁にぶつかった。何度も何度もチャレンジしやっと正常に動き出した。
その後は周りから業務改善について頼られるようになり職場の仲間の業務負担を軽減した。
今後も応えられるように難度の高いプログラムにチャレンジし更に高度なことを学ぶようになった。
【承認されること】
彼は契約社員から準社員に昇格することになった。
時間も通常勤務となった。
そして、人生で初めて名刺を持つことなり、準社員として初出社の日に、
会社の仲間から「名刺入れ」をプレゼントされた。
彼は貴重な存在として周りから認められるようになっていた。
【自分らしくを生きていく】
彼は障がい者スポーツでは日本代表を目指し休日にトレーニングに励んでいたが卒業し、
そして、一般人と交わってスポーツを楽しみ始めた。
仕事は周りに貢献するためプログラミングの技術の向上のため日々自己学習を続けている。
出来なくなったことははっきりと自覚している。そのリハビリにも取り組んでいる。
【ひとは貢献することによりしあわせを感じる】
障がいや疾病を持っても社会や仲間に貢献できることはいっぱいある。
本人や周りの正しい知識を持ち、出来ることを承認し、出来ないことをサポートすれば活躍できる。
大切なことは、当事者自身がどう受け止めるかである。
この受け止め方を支援していきたいと強く感じた。
障がいを持っても疾病に罹っても安心して活き活き暮らせるまちつくりにために。
しあわせです❤感謝