九月末の晴れた日だった。時計が六時を指している。ハイエースの後部座席で僕は目を覚ます。スライドするドアを開けて、外へ出た。東北の冷たい風が肌に当たる。 駐車場。頭上には薄い青色の空が広がっている。僕らは会場の場所を確かめるように、駅に向かった。開始まではまだ時間がある。海岸まで続くレンガみちを歩く。きぼうの鐘が朝日に照らされていた。 「この鐘。前はあっちにあったと思ったけど。場所変わったのかな」ヒゲイチが言う。どっちでもいいことだけれど、あえて口に出して、確かめているよう
今日は朝から、もえのお墓参りにきています。
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自分がつらいときに思い浮かぶ歌のフレーズというのがあって、人は「この歌は私のことを歌ってる」と思うことで、心が救われるってことがあると思っている。 でも僕は自分よりも好きな人が先に死ぬなんて思ってもみなかった。 大好きだよ君が 初めてさぁ言うが 僕の歌を総て 君にやるよ どうも僕は 長く生きてけないような 気がするから だから総てやるよ
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