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webメディアは言葉を扱う。オウンドメディア運営者は編集者でもあってほしい 【500字コラム】
炎上、続いてましたね。
記憶に新しいのがこちら。
衣料メーカー、アツギの「ラブタイツキャンペーン」
アツギ公式Twitter(@ATSUGI_JP)「ラブタイツキャンペーン」に関するお詫びとご報告
— アツギ【公式】 (@ATSUGI_jp) November 3, 2020
弊社公式Twitterで11月2日に発信いたしました内容において不適切な表現がございました。このキャンペーンにより多くの皆様に不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
どうしてこんな事態になってしまったのだろうと残念ですが、ココで言及してもしょうがないのでこれはこれで。
今や誰もがwebメディアを立ち上げられる時代。ホームページを作るもよし、ブログサービスを使うもよし、またはSNSを企業公式にするの一つの手。無料ツールがよりどりみどりでお金もかからない世の中です。
ただ、「無料で運営できる」それが落とし穴。
正式に広報部を構えている会社ならまだしも、そうではない企業がオウンドメディアやSNSを運営するには慎重さが必要。webは印刷物とは違い、世に出すのが手軽であるがゆえ、チェックがざるになりがちです。
そして、メディア運営スタッフに「言葉」を世に送り出す覚悟がないケースも多々あります。「更新していればOK」の体制だと、更新する記事の内容を深掘りしない、いや、できないんですね。その人の普段の仕事が広報でもなく、また言葉や文章に携わる業務でもなければ、何が良くて何が悪いのかわからないのは当然です。
編集者は、文章のチェックだけが仕事ではありません。世の中の機微に敏感になり、自社のメディアに反映させなければならないので、オウンドメディア運営に関しては視野の広い雑用係であるべきです。
しかし、出版・広告・ITと畑違いの企業では、従業員に高い編集力を求めるのは酷というもの。でも、そんな時にするりと運営側に入り込んで重宝されるのが、私のようなフリーランスの黒子ライター(もしくは編集者)なのです。
クラウドソーシングで超低価格の仕事に振り回されるよりも、周辺をぐるりと見回してそんな仕事を見つける方が、俄然やりがいがありますね。
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