【1分で読める500字コラム】小説家病
他人の男女関係にむやみに好奇心を持つこと
丸山才一さんは、これを小説家病第一期と命名している。丸山さんの知人の弁護士が、日常の出来事にいちいちクロシロつけたがる病を「検事病」と名付けていたことからの派生だそう。いいよね、「小説家病」。
先日、「恋せぬふたり」というドラマを視聴した。
「いるよね〜なんでも恋愛に繋げちゃう人」というセリフが出て、ああ、私ですわそれと頷く。「なんでも」は言い過ぎだが、男女が仲良くしている様子を見ればくっつけばよいのにと思ってしまう。男は「男」、女は「女」で区別された教育を受けてきた世代なので、そのあたりの感覚はどうかお許しを。ドラマに出てきた会社の上司のように、なんでもかんでも口に出すほど無神経ではないものの、心の中では色々想像をしている。もちろん、性自認に様々なケースがあるのは色んなものを見聞きして、そして最近は色んな友人ができたので彼らから直接聞いて知っている。恋愛の対象は異性でありながらも、性行為の対象はどちらでもよい人もいるので、色々なのだそういうのは。
年若い男女が仲良くしているのを見るのは、単に楽しい。なので、もっと楽しいこと…決していやらしい意味ではなく、もっとお互いを深く知り、なんなら体も重ねてしまえばいいのにとライトにお勧めしてしまう。楽しいよね、触れ合うのって。言わんけど。あ、でもお互いを理解して性行為までしても、「恋愛関係」ではないかもしれないから難しい。
ドラマを見て、そうかダメなのかこういう感覚と反省しつつも、丸山才一さんの言葉を思い出し、くふふとほくそ笑む。
わたし、小説家病なので。
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