20190815 日記

ザラついた不治の砂が歩み出す前の四歩を私から奪い、前と後が分からなくなった私の目にあるやりとりを思い出させる。原因と結果が混ざり合った後悔。私から声を奪ったものはどこに行くでもなくずっと私の目に焼きついて、私の終わりを待っている。

私は中州に取り残されて、周りは増水し流れを増す川。何故か私は流されることなく一滴たりとも濡れることなくそこに居る。対岸からの声は私に届かず、私は助けを求めない。多くの目線がこちらに向けばそれで良い。ずっとそう思ってきた。あの娘はもういない。