自信をなくしたときの対処法
こんにちは、くねくね道です。
これまで国境を越えて転職を繰り返してきたというような話をすると、もともと強い性格なんだろうと勘違いされる事がよくあります。でも、実は心は繊細で落ち込むことが本当に沢山あります。俗にいう「繊細さん」かもしれません。
その一方で、落ち込んで乗り越えるを繰り返すことで、確かに「強く」なってきたように感じることもあります。昔よりも引きずることが少なくなりました。ですが本来の性格は中々変わらないようで、自分をよくよく観察するとこれは元々の性格が強くなってきたというよりも、これまでの月日の中で現状から脱出する「勝ちパターン」を習得しているという安心感が、自信に繋がり、見かけ強くなってきているように思えるのです。例え落ち込んでもその「勝ちパターン」を使えばいいかと思うことで、前に進むことができます。
それこそが、性格が「強く」なっていくということなのかもしれませんが、ショックを受けた時の最初の感情の振れ度合いについては、今も昔も変わらないところを考えると、元々の性格はあまり変わっていないのでしょう。
それでは、私にとっての「勝ちパターン」とは何かというと、単純で、「とにかくなりふり構わず動く」ことです。それだけかと言われるかもしれませんが、それだけです。
私は読書が大好きで、様々な著者から知識をもらって、心を落ち着かせるための瞑想やら、自分を俯瞰して見るようにとか、落ち込んだ時にも色々取り組んではいるのですが、まだまだ未熟者で「静」のアプローチだけでは中々思うような結果まで辿り着けないことが多くあります。物事がうまく行かない時、最初はそういうやり方でやり過ごしますが、自分の場合、結局のところ根本を解決しないと不安な気持ちはいつまでも残るようです。
落ち込んでいる時は、往々にして自分に対する自信を失いかけているときです。先に進む原動力は、「自信」です。自信があるから、行動する。それがなければ、鬱々とその場で立ち止まってしまう。
それでは仕事などで落ち込んでいる時、この自信はどうやって取り戻せばよいか考えるのですが、これは仕事でも何でも、結局のところは自分で「もう一度成功を手に入れる」しかないのではないかと思うのです。いくら他人に褒められたり慰められたりしても、それでついた仮の自信は、今度人からけなされてしまったら急降下してしまいます。そうすると人からの評価ばかりを気にしてしまうことになってしまい、人の顔色ばかり見ないといけません。自分にはできないだろうという弱気な心を取り除くには、自分にはできるという事を自分自身に結果として見せつけるしかありません。他人からの評価の言葉ではないのです。
人からの好評価は確かに勇気づけられるし、自分を持ち直す好材料になるかもしれませんが、自分の自信を本当の意味で取り戻す時に注力すべきは、その評価をどのようにして獲得したかという自分の行動です。自分が行動して勝ち取った経験は、長く自分の中の自信の礎となります。そして自分の記憶にインプットされる訳です、「動けば自信を取り戻せる」と。
だから落ち込んだ時は、ひとしきり落ち込んだ後は、私はとにかく行動力をあげて活発に動くようにしています。動けば動くほど、成功につながるチャンスは増える訳で、もうなりふり構わず走る。もちろん疲れてしまいますので、寝る時間は多めにとること。そしてよく寝て、あれこれと考えを張り巡らせずに、とにかく動く。心を入れなくてもいいので、動く。毎日少しずつでもいいので、一歩ずつ前に進み続ける行動を取る。これを繰り返すと、道が開けてきます。簡単ではないでし、正直キツいと感じるかもしれません。でも、自信を取り戻して、落ち込んだ状況から脱却するには、不器用な自分にはこれしかないような気がしています。
ずっと前に友人から聞いた言葉があります。故人が言っていたというのですが、結局誰が言った言葉か(もしくは、誰も言ってないのか)分からないのですが、たまに頭をよぎる言葉です。
「思慮深く動かざる者足るよりも 思慮もなく動く者足れ」
そして、前にも触れた湯川秀樹さんの言葉、「一日生きることは、一歩進むことでありたい」。行動を積み重ねる。例え少しでもいいので。
何かの折にほんの少しでも参考になれば幸いです。
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