『わたしの宝物』6話感想
ドラマはフィクションだよ!
私はタナカー!
どんなに宏樹を擁護したって構わないじゃないか!!
ラストに美羽と対峙する場面。
一つだけ聞いていいか?
栞の父親は誰?
最後、そうやって栞の父親が誰か聞くまでは、きっと宏樹も着地点を探っていたのだと思う。
どうにか修復して3人での生活をこれからも送れるように。
栞の父親を明かさない美羽。
美羽が言い訳もせず 黙る のが悪。
諦めと絶望が入り混じった、一瞬見せた美羽への嘲笑。
「宏樹と栞と一緒に生きていきたい」と言いながら、自分たちのこれからの人生よりも、相手を思い相手を守ったと宏樹は感じたんじゃないか。
美羽今すぐここから出てって。
行きたい場所があるんだろ?
隠すってことはそれだけ大切な人なんだろ?
なんで俺の子って嘘ついたの?そいつと育てればよかったじゃんか。
美羽、頼む。俺美羽とは一緒にいれない。
(たたみかけるように言葉と感情をぶつける宏樹を見てるのが苦しかった)
『栞の父親は俺だろ?』
やっぱりモラハラ夫なんじゃ…というXでの声は届いてます。(おま誰…)
そんなことない。
2話で描かれた会社でのパワハラや部下からの陰口…ぎりぎりの精神状態で、甘えからかキツくモラハラまがいの態度を美羽にとっていた宏樹。
いじめと一緒で受け手の感じ方が全てだと思うし、流石に1話での美羽へのあの態度は鬱だったからとか追い詰められていたから…では通用しない。
けど、突然モラハラ夫になるわけではないよね?
何かきっかけがあってああいう態度をとるようになってしまったのでは?
会社できついことがあって、少し美羽に話してみたら、笑って流されたとか。
互いに泣きあうような夫婦だったのに、突然モラハラになるとは考えにくいよ。
栞が生まれたことで生きる糧ができた。
正面から、過去の自分にも美羽にも向き合って、これまでのことを謝ることだってできた。
DNA検査の結果を知った後も、激昂してすぐに美羽を問い詰めることなく、一旦自分の胸にしまい込んで過ごしていたのは、この3人の生活をできることなら守りたかったからでしょう?
でもハーフバースデイで3人の写真を撮ろうと美羽に言われ、あのスマホのフレームを覗き込んだ瞬間に表面張力ぎりぎりで保っていた宏樹の心は決壊してしまった。
予告での宏樹の言葉
『気持ちのどこかで美羽にバツを与えようとしてたんだと思う。』
…
しらんがな!の次元の違う実体験を挟みますが、
大好きだった人に自分の他に好きな人ができ、別れを告げられた時、『分かった。今までありがとう、幸せになってね』とは私は思えなかった。
それどころか自分以外の人と一緒になるなら不幸になればいいとすら思った。
ただただ、嫉妬と悔しさと、好きなのにずっと一緒にいたいのにという気持ちに整理は到底つけられなくて。
自分の愛した人が自分以外の人を愛し、子供を作りその子供を知らずに育てさせられていた。(しかも美羽はまだ相手を好きっぽい)
栞への愛情は(事実を知らない間に培われた為)もう別次元。
愛が憎しみに変わるなんてことは共感できるし、感情的と言われても、経済的制裁と物理的な距離を置かせるのは理解してしまう。私は。
宏樹だって頭の中では栞に母親が必要なんてことはわかってる。
7話は宏樹と栞の二人の生活…どうやって描かれるのか。
宏樹がまだ知らない事実
①同じ日にシテ美羽が妊娠した事
②栞の父親が冬月
③栞🔖に纏わる美羽と冬月のエピソード
この先の着地の仕方も目が離せないな。
怖いけど。
心の機微、圭くんの繊細なお芝居に震えるけど、だから感情移入もでき…宏樹に肩入れしてしまう。
冬月ぃ〜!真琴っ💢とかいうのも連ドラの醍醐味と思うんですよ。ドラマ自体は結構無理目設定なとこもあるわけで…宏樹はもちろん美羽も冬月も演じるの本当に難しいだろうなと思う。
ドラマはフィクションだし。
エンタメだけど。
でも、やっぱ気になるところがあると、そこに目がいってしまって、集中しきれなかったり。
(日本のドラマは予算がなくて大変というのも聞くし、しょうがない部分があるのは分かってるんだけど)雑念が芽生えることのないような、100%没頭できるような作品…
欲を言えば、
緻密に練られた脚本、
時代背景や登場人物の設定、ストーリーの流れなどなど。
まずは作品自体に文句のつけどころがなく、
みんなが声を揃えて面白い‼️というような作品に出て欲しい。
話題になりまくってても、
VIVANT
ラストマイル
地面師たち
海に眠るダイヤモンド
…唸るほど面白かった。
俳優さんのお芝居から評価されるのではなくて、めちゃくちゃ堪らん作品に出て改めて圭くんのお芝居が評価されたらいいなぁって思ってしまうのです。
(地面師たちに出てる剛くん見て、ぐぬぬぬってなってしまった私)
とは言え、1つの作品での拘束時間が長くなって、
今までより露出がめっちゃ減っちゃうなんてことになったら、
供給過多の贅沢生活に慣れきった私たちはきっと、高低差で寝込んでしまうんだろうけども。