わたしも美羽のことが知りたい…。わたしの宝物 8話感想
マスターには
どん底に落ちていた時も、
栞の誕生が、そこから前を向くきっかけになったことも
栞にこの上ない愛情が生まれ、美羽や仕事に対しても真摯に向き合うことができるようになったことも
宏樹が振る舞いから心情まで全部素直に見せることができたし、
マスターもそれを見ているからこそ、
血が繋がってないから…と言う理由で
宏樹が栞を簡単に自分から切り離せないことが分かってる。
妻が夫以外の人と子供を作り、
夫の子と偽って育てさせてた。
親身になって聞いているマスターからしたら、
その出来事だけを切り取れば『なんだ、その嫁は!早く別れろ!』と言ってもおかしくないけど、
何より宏樹の変われたきっかけがその子供との時間であって、かけがえのない存在になってることを分かってるからこその言葉。
宏樹の気持ちを心から理解してないとできないアドバイス。
宏樹のそばにマスターがいてくれて本当に良かったな。
そしてマスターには子供の父親が誰かより、
カミさん(美羽)のことが知りたいんじゃないのか?と言われる。
……
ほんまそれ!!
マスターありがとう!!
視聴者であるわたしも美羽のことが知りたいのよ!
宏樹目線のみで今まで視聴し続けてきたけど、
わたしが宏樹モンペであるということを差し引いても、どうしても主人公の感情がはいってこない。気持ちが見えない。
8話まで見ても全然解せないのが美羽。
栞が冬月との子だから大切なのか。
あの死亡のニュースを知って、忘れ形見として産もうと決めたのなら、
これまでの経緯でその『宝物感』は薄まっている気がする。
純粋に栞という唯一無二の存在を『宝物』と思うのであれば、
もっと上手く立ち回ってほしいと思う。
それこそ悪女になりきればいいのに。
何年も専業主婦としてやってきて、労働という社会活動から遠ざかっているのだから、
今、栞と2人での生活が始まっても苦労するのは目に見えてる。
それであれば、洗いざらいこれまでの経緯を宏樹に話して、自分に嘘をついてでも三人の幸せな家族になれるように、栞には本当のことを言わない約束を2人でして、宏樹には父親でいてもらえばいい。
冬月が好きで好きで堪らなくて、それも我慢ができないというのならわかるけど、
その好きの気持ちもあまり見えないし
いまいち覚悟が見えないというか。
自分一人の頭の中で、ガッチガチになってる。
美羽の思う『こうするべき』は、栞にとって最良なの?
ここまできたら、そもそも論なんて本当にどうでもいいのでは?と思ってしまう。
誰が一番悪い?って話より、
どうすれば幸せになれる?っていうのをそれぞれが個々で考えるんじゃなくて、
どうすれば私たち幸せになれる?って相手と向き合って考えることが重要だと思うんだけどな。
美羽と宏樹はきちんと話し合ってほしいと切に願うばかり。
宏樹モンペは自認してるけど、
美羽から感情が伝わってこないんだよな。
たとえ不倫とか、托卵とか、社会的に許されないことであったとしても、
女として、母として、美羽の気持ちに共感ができたなら、このドラマの見方も変わってくるかな。
わたしがタナカーということを抜きにしても、
宏樹の共感度合いが妙に高くて、
美羽と冬月の置いてけぼり感がある。
それは製作陣の意図しているところな気もするし、
あと2話で共感度合いがひっくり返されるような出来事があるとしたら、それはそれで宏樹モンペとしては戦々恐々としているんだけど。
何かを選んだり、決断したりしなければならない局面って誰の人生にもある。
たとえ後悔したって起こってしまった出来事や選択や決断も、後から取り消すことはできないから、その都度何が最良なのか考えて、相談して、選んで、決めて、修正して、、
そんな繰り返しだと思うんだけど。
とにかく9話では美羽と宏樹はとことん自分を曝け出して話してほしい‼︎
ほら、予告で映ってたベンチでさ!
宏樹もちゃんと、今でも美羽が好きだってちゃんと言うんだぞ!
そんでできれば家族の再構築をしてほしいという願望。
それが無理なら……栞ちゃんはわたしが育てるから、宏樹ごと引き受けよう‼️