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嫌われ者の「地方創生」をうまく使う方法
東京の人は言います
「地方創生、今来てるよね!」
地方の人は言います
「地方創生って言う奴マジうざい!」
まー僕も地域のいちプレイヤーとして、この気持ちはわからなくもないんですが、なんかこの構図もったいないなーと思っています。
そもそも二項対立になっている事自体もおかしいし。
「地方創生」
ってもともと絶対「いいことしよう」という意図のもと始まってると思うんですよね。だったらその言葉面に引きずられず、いいことすればいんですよ。
ということで、ここからはこのマジックワードである「地方創生」をうまく使って、東京の人も地方の人もみんなハッピーになる施策、考えを導き出していきたいと思います。
目次
1.地方創生とは?
2.地方創生の目的
▷人口減少の歯止め
▷東京一極集中の是正
▷成長力の確保
3.地方創生の使い方
4.conote inc.からの提案
▷地方自治体
▷地域のプレイヤー/企業
5.まとめ
1.地方創生とは?
やっぱり、テーマを考えるためには、その言葉の意味をしっかり理解することからでしょ!
ということで、
「地方創生」とはそもそもなんぞや?
を調べてみた。
ぐぬぬ、、よくわからない。。
とはいえ、無理やり理解したことを言葉にすると、
地方創生というのは、
「まち・ひと・しごと創生」を基本戦略に置く
一連施策のスローガン
ということで一旦いいですかね?
(違ったら教えてくださいほんと)
仮上記があっているとすると、「地方創生」の目的は
1 人口減少問題の克服
▷人口減少の歯止め
▷東京一極集中の是正
2 成長力の確保
の2つになります。
*
参考:まち・ひと・しごと創生「長期ビジョン」と「総合戦略」の全体像等
2.地方創生の目的
▷人口減少の歯止め
これ、そもそも論なんですが、
人口減少しちゃいけないんですかね?
いやもちろん人口が減少することで様々なデメリットが出ることは承知しているのですが、日本って国において今の人口規模感が最適解かは正直僕はよくわかりません。
とはいえ、これは日本国の哲学みたいな話だから、一旦これをよしとしておこうかな。
▷東京一極集中の是正
そしてこっちもそもそも論なんですが、
東京一極集中を是正しても
地方は創生しないよ?
だってこの2つ無関係でしょ?違うの?
マーケットが違うだけなんですよね。
東京一極集中が是正された場合、そこの人たちがどこに行くかというと、海外の都会か、東京に類するくらいの日本の都会(今はないけど、そういう存在が出てくる)に行くのであって、地方に来るわけではない。
このあたり結構多くの人が誤解しているなーと思いますね。
詳しくはちきりんさん(@InsideCHIKIRIN)がかなり秀逸なまとめをかなり昔にしてくれているのでどうぞ。
▷成長力の確保
2050年代に実質GDP成長率1.5〜2%維持
と。
これも個人的には、GDPって成長し続けなあかんの?という考えはあるにはあるんですが、仮にこれを目指すとしても、そのための手段として地方創生というのはちょっと遠くないですか?インパクト小さいというか。
ぶっちゃけ、成長力を確保したいなら、テクノロジーに投資したほうがROIが抜群に高いと思います。
▷地方創生の目的まとめ
と、地方創生の目的を考えていくと、いまいち「地方創生」ということがうまくワークする姿が浮かばない。。
が!
ちょっと視点をもう一つか二つくらい高くしてみると、要は
地方を良くすることをもって
日本を良くしたい
ってことでしょ?
その想いは伝わってきた!うん!
人口減少とか成長力とかと紐付けないと、説明しづらい状況だったんだよね?あるあるそういうこと。
なので、うん、一旦「地方創生」の目的は、「地方を良くすることをもって、日本を良くすること」で!
3.地方創生の使い方
「そんなふわふわの目的おかれてもさ...。」
というのはそのとおりなんですが、大事なのはその使い方。
目的が「人口減少の克服」「成長力の確保」とかだと、イメージわかないけど、「地方を良くする」まで抽象度上げると、自分たちが日常でやっていることも一気に対象範囲に入ってきませんか?
地方創生に関して国は、
地方創生版 三本の矢
という、地方自治体に対する支援策を準備しています。
詳しくは、ここのp37-39に書いてありますが、特に注目すべきは「財政支援の矢」で、地方創生について総額で
3兆4577億円
が投資されています。
今、地域で活動している人や、お金がなくて新しい施策が打てていない地方自治体の人は、これらのお金をうまく使って、「地方創生」してみませんか?
4.conote inc. からの提案
▷地方自治体
「お金がなくて、できないんだよね・・・」
そんな風に忸怩たる思いで、自分たちには何もできないと思っている地方自治体の担当者の方々、上記のお金を手に入れにいきませんか?
上記の中でも、地方創生推進交付金1000億円は狙い目だと思います。
↑ここに詳しい作成方法が書いてありますし、実際に取得している地方自治体も多い(地元の岡山県津山市もとってる)ので、ある程度ノウハウ化されていると思っていいです。
「お金がなくてできない」は、言い換えると「お金があればできる」んですよね。何も誰もやったことのないようなイノベーションを起こすとかそういう話ではない。お金だけあればできることなんて、実現難易度で言えば相当低いですよ?
ここは、担当者にやる気があれば絶対できます。
もちろん、期間や予算の限界で地方創生推進交付金自体は取れなかったとしても、国が定期的に多くの予算獲得手段を用意してくれているので、これをしっかり取りに行くことで、「お金がない」問題は解決できます。
ここは「誰がやるか?」というだけの問題なので、是非とも!
お気軽にご連絡をば
info@conote.co.jp
<参照>SDGs未来都市
▷地域のプレイヤー/企業
「補助金の話なんて俺らには関係ないなー」
といいつつ、そんなことないんですよね。
うまくいっている地域というのは、地方自治体と地域のプレイヤーの関係性がいいところが多いです。
考えてみてほしいんですが、特定の企業がなにか新しいことをやる場合、自社だけでやりきることはほぼありません。
まず、企画の部分から、企画に強い外部のメンバーを入れたり、それこそアーティスト、クリエイティブディレクター、プランナー、ディレクターなどなど多くの関係者を巻き込んで、1つの事業を創っていきます。
これは、地方自治体でも一緒ですよ?
いきなり地方自治体がイケてる企画を立ち上げ始めるなんて妄想はもうやめましょう。自治体の企画がイケてないと思うんだったら、自分が企画のところから入っていけばいいんですよ。それをせずして批判だけするのはあまりに格好わるいです。
理想は、予算を取るところから一緒に入って企画して、実行をすることだと思います。
これは補助金漬けや談合とかそういう話ではなくて、地方自治体をクライアントとしてみた際の正当な仕事の仕方です。
ここを誤解して、無駄なプライドから公共の仕事をしないってのは非常にもったいないと思いますよ?
5.まとめ
「地方創生」って言葉は普段その中身を意識することなく、使われていると思います。
だけどよくよく考えてみると、地域で暮らす人の「アイディアの種」になりうる言葉でもあるので、その語感、イメージで毛嫌いすることなく
自分なら「地方創生」とどう付き合うか?
を考えてみるのは有益なんじゃないかなーと思った次第です。
ご参考になれば。
おあとがよろしいようで。
#地方創生 #地域 #ローカル #conote #地方自治体
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