襦袢で試行錯誤
ん十年ぶりに着物を着るようになったこの数年、なかなか襦袢の正解にたどりつけなくて、いろんなYouTubeやブログをあれこれと見ながら工夫を重ねてきたんですが、ようやく自分が着やすい、納得のいくものが見えてきました。
自装を楽しむ方から着付けを仕事になさってる方、着付けを教えていらっしゃる方、それぞれに「こうすればバッチリ!」というアイデアや商品を披露してくださってるのを次々と試してみるも、思うように襟が決まらない悩みはなかなか解決できず……。
結局は自分の体と対話していくしかないんですよね。
たとえサイズがまったく同じでも、骨格も筋肉や脂肪のつき方も関節の可動域も人それぞれ。着て完成ではなく、着た状態で動き回るのだから、体の使い方でも崩れ方は違うだろうし。
まあそんなわけで、私の場合は胸郭の形状と胸の大きさ、呼吸に伴う胸からお腹の動きかた、そして着心地の好みを考えると、スタンダードな半襦袢の脇を縫わず、アンダーバストではなくウエストの位置に紐をつけるのが、いちばん襟が落ち着くようです。ウエストに紐がくることで腰の補正に入れるタオルもズレにくくなったかな。
襦袢で試行錯誤するのはこのへんで一段落して、洋服地ウールの刺繍を再開しなくちゃだわ。