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勝手にやんばるPR #20/60|大宜味村喜如嘉の宝物が東京に

大宜味村喜如嘉(きじょか)の宝と言えば芭蕉布(ばしょうふ)。

芭蕉とはバナナによく似た植物。
芭蕉布とは、芭蕉の幹の繊維を糸状にして織り上げる、沖縄を代表する織物です。

喜如嘉芭蕉布の名手、人間国宝・平良敏子さんの作品が観られる貴重な展覧会が、7月末日まで東京で開催されています。



昨年、大宜味村の芭蕉布会館にお邪魔する機会がありました。

芭蕉の畑や作業場を隈なくみせていただき機織り室に入ると、その端にちょこんと小さなおばあちゃまが。
人間国宝の平良敏子(たいら としこ)さんです。
糸をよる姿は神様そのもの…神々しい佇まいでいらっしゃいました。

平良さんは美しい布を紡ぎ出すだけではなく、色彩を加えたり新しい織柄を生み出したりと、喜如嘉の芭蕉布に新たな命を宿したパイオニアでもあります。
力強くエネルギッシュに生きてこられたことが、大倉集古館に揃う作品から存分に伝わってきます。
(涙が出そうになるほどのpassionです)

撮影NGのため写真ではお伝えできないのですが、展覧会では手仕事の数々をたっぷりと観られます。
残り10日。お時間が取れる方は是非。

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