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"ハンダマ" は梅ごはんで 〜 愛すべき島野菜、そしてハーブ。
ハンダマは伝統的な島野菜ですが、知ったのは随分と大人になってから…
もっと言うと、料理の勉強を始めてからです。
那覇あたりでは常用野菜ではなくなっていたのか、我が家の食卓に上らなかっただけなのか??…定かではありません。
和名では水前寺菜、石川県では金時草と呼ばれる加賀野菜です。
裏表で葉の色が違い、緑と紫が鮮やかなハンダマ。
宮古島では 'パルダマ' と言います。(音がかわいいですよね)
ハンダマを使うようになった当初は、栄養価への興味が強かったのですが、今では独特のエグみ(良い意味で)が気に入っていて、加熱するとネバネバするその食感も、個人的には好きです。
ビタミンB2、ビタミンA、鉄分、マグネシウム等を多く含み、「血の薬・不老長寿の薬」 と言われてきた滋養食材。
そしてポリフェノールの一種アントシアニンを含んでいて、抗酸化作用が期待できます。
女性は特に食べた方が良いと言われていたらしいのですが、それも納得ですね。
若い葉はサラダなど生で食べることもできますが、よく育って繊維がしっかりした葉っぱはエグみが強いので、軽く湯通しして使うのが良いかと思います。
ポン酢をかけたら一品完成です。
なんと言っても梅ごはんが最高!
ハンダマに含まれる僅かなエグみは、梅とか大葉とよく合います。
ということで、ハンダマ梅ごはんを作りました。
細切りにしたハンダマとペースト状にした梅を混ぜて、普通通り炊くだけ。
アントシアニンはクエン酸(梅とかレモンとか)と空気と反応して鮮やかなピンク色になるから、ちょっとした映え効果も。
ハンダマだけで炊いて、酢飯にするのもイイですよ。
島の恵み、カラダとココロに優しい一品、美味しくいただきました!
ヌチグスイサビタン🙏
(命の薬になりました。ご馳走様でした。)