美大卒ニートの日常 #3

流星の絆(#1~3)を観る。放送当時は小学校高学年かなんかだったと思う。その頃はテレビのチャンネル権が私になかったので見ていなかった。また、シリアスな雰囲気の作品かと思っていたので特に興味も湧かなかった。大学生の頃、なんとなく区の図書館で借りた宮藤官九郎のエッセイで、流星の絆執筆中の話があり、クドカン脚本なんだ〜とぼんやりと興味を持つ。しかし、DVDを借りるには至らず。
今回Tverで配信されており、満を持して見てみることにしたのだ。
冒頭から度肝を抜かれる。流星を見に行く兄妹の心温まる描写と交互に描かれる悍ましい事件。キラキラと流れる流れ星と振りかざされる包丁がシンクロする。心が刻みつけられるかのような思い。
それに、二宮和也のあの可哀想な子犬のような顔。幼い頃の子役の子とまっっっったく同じじゃん。どういうことなの….違うのに同じなのだ。
錦戸亮のちょっとバカだけど器用な弟役…明るいのに色気が凄い…一体なんなんだ。刑事役の設楽さんがあまりにも自然。なぜあんなにも自然体なのだ。本当にそういう人にしか見えない…天才だ。
三兄弟が両親を殺した犯人を復讐するという本筋だけでは辛くてみていられないが、劇中劇だらけの構成のおかげで楽しく、全員の魅力が光っている。続きが楽しみ。

aiko熱再燃。aikoは小学生から高校生までよく聞いていた。最近、「二時頃」という曲の詞の凄さについて書かれた記事を読んでから、ふと最近の曲が気になったのだ。「果てしない二人」というミニアルバムを聴いてみた。「果てしない二人」は少し前に観た「もっと超越した所へ。」という映画のエンディングだった。「もっと超越した所へ。」も面白かったが、最後「果てしない二人」が流れてきた時に私は思わず「ぐぅ」と言ってしまった。そう、ぐぅの音である。この映画を締めくくるにはこの曲しかないと言い切れる。今のaikoがこの映画の最後にこの曲を歌うということ事実。これを必然と呼ばずして何を必然と呼ぼうか。説得力そのものである。
2曲目の「夏恋のライフ」と3曲目の「号泣中」。毎度のことながらタイトルが秀逸…号泣中て。逃走中じゃないんだから。ありそうで絶対ないラインを決めすぎ。
あと歌詞怖い。結構精神にくる。恋愛中のピンポイントのあの気持ちを拡張してこんなに一般化できますか。自分が失恋した精神状態に持っていかれる。く、くるしい…「果てしない二人」ではあんなにいい気持ちになってたのに…

本日の気づき
ぶどう味のグミを食べるとおしっこがぶどうの香りになる。


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