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Adobe Fireflyでエビフライ

 Adobe Fireflyにエビフライの水彩風イラストを描かせてみた。試行錯誤
の中で感じたことを書いて見たい。

衣を描くのは難しい

 比較的よくできたと思うものは下図だ。

Adobe Fireflyで画像生成

 すぐに分かるだろうが、違和感は衣にある。そこで、何度か修正を試みたが、下図のようなエビフライらしい衣がついていない画が量産された。なぜだろうか。

Adobe Fireflyで画像生成

疑ったこと

 Adobe Fireflyはプロンプト(指示文)を日本語で書いても画像生成して
くれる。日本語の文章を一旦英訳してから、それを元に画像生成していると
考えているが、そうだとすると次のことが気になってくる。

 誤訳:
 この場合、おかしな画像になるのは想像に難くない。

 英語表現が難しい:
 文化の壁によって正確な英語に変換するのが難しいことはあるだろう。こ
 の場合、要求に近づけることはできるが、それまでだろう。

 それなりに画像生成されているので誤訳はないと考えた。疑ったのは、日
本特有の食べ物などは、英語で正確に表現できないのではないかということ

エビフライは日本特有の食べ物

 「Copilot」に「エビフライを英語で何というか」と入力した。「“Deep
Fried Shrimp” または “Fried Prawn”」と回答があったが、親切にも、日本以外ではエビフライがあまり普及していないので、どのようなものか説明が必要かもしれないと追記されていた。

 次に、Adobe Stockで「Deep Fried Shrimp」と入力し画像検索してみる。海老天ぷらのようなものとか、小麦粉をまぶして揚げたような料理が多く表示される。「Deep Fried Shrimp」はエビフライを説明するには不完全なのだろう。
 ちなみに、「エビフライ」で検索するとちゃんとしたエビフライの画像が
表示される。
 英語と日本語で検索結果は変わる。エビフライが忠実に画像生成されない
のは、これに関連しているかもしれない。

ストックイラストへ投稿

 生成されたイラストはPIXTAとAdobe Stockに投稿している。「エビフライ
」のようなことがあって、忠実な画を得ることはプロンプトを工夫しても難
しいと感じている。そこで、それなりの画が出力されればクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)で加筆修正している。今のところ双方とも投稿したイラストは却下されていない。

 食べ物のイラストをメインに生成しているが、他のジャンルも試してみた
いと思う。

おまけ

 最後に、エビフライの画像生成中に得られたおかしな画を紹介する。

胴体がつながっているエビ

Adobe Fireflyで画像生成

胴体が異常に長いエビ

Adobe Fireflyで画像生成

頭同士がつながっているエビ

Adobe Fireflyで画像生成

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