市民農園をやめる計画:私の決断とその理由
ようやく市民農園に空き区画を見つけたのは2022年春。抽選に当たり、畑
作業を始めた。契約は、2025年春までなのだが2024年秋でやめることにした
。
隣区画から野菜が侵入
毎年、隣の区画から私の区画にジャガイモ、キュウリ、サツマイモなどの
野菜が侵入してきた。
隣の区画では区画境界線から60~70センチのところに植え付けをしている
。しかも、あまり手入れに来ないので広がる野菜はすぐ越境するのだ。
特にサツマイモはつるがぐんぐん伸び、区画面積の四分の一を占めたこと
がある。これはさすがに問題だ。市役所の担当課に相談したところ、きつく
注意してもらえることになった。相談したのは、この時だけだ。
侵入してきた野菜は、傷つけるわけにもいかず畑作業が大変になる。野菜
の植え付けもそこにはできない。野菜が侵入したと、その都度、担当課に相
談するのも気が進まない。
きれいな畑からのプレッシャー
雑草がぼうぼうの区画もちらほらとあるが、大半はきれいだ。それらは、
黒いビニールのマルチシートを敷いている。マルチシートは、雑草を生えに
くくしたり、土壌の保湿効果を高めることにも有効だ。
市民農園を始めた当初から余り手間はかけたくなかった。耕起と除草は最
低限にとどめる。最終的にゴミになるマルチシートなどは用いない。こんな
ことを考えていて、実現はできている。しかし、市民農園では肩身が狭いと
感じるのは雑草の様子だ。私の区画と比べれば多くのそれは、とてもきれい
だ。
週一回通うのが大変になった
2022年からだろうか、酷暑といえる日が続くようになった気がする。野菜
の育ちは少し悪くなったような気がするが、雑草はお構いなしに伸びてくる
。野菜を採るためもあるが、雑草が小さなうちに処理するため週に一度は畑
に行く。その作業中の暑さが体にこたえる。
退職後、習い事を二つ始めた。一つは写真で、写真教室に通い、個人的に
は「作品」作りのための活動を計画し実行している。二つ目は、武術で、今
までの武道・武術の経験をより深めようと教室に通っている。
退職後だから時間がある。だから何でもできるというものではない。天候
に左右される農作業と、習い事。家の周りの雑草取り等の「仕事」。色々な
ことをスムーズにこなしていくのは難しいと感じている。
野菜作りをやめたわけではない
市民農園を始めたのは退職後数年が経ってからだ。野菜作りには興味があ
るので、在職中からボランティアで農作業の手伝いをしていた。家にプラン
ターを置き、野菜などを育てていたこともある。
野菜を沢山作る必要はないので、これからは家の周りの小さなスペースや
庭を利用して野菜作りをしようと考えている。家周りの雑草取りも兼ねるの
効率的だと思う。
市役所に行き、市民農園の解約届をもらってきた。冬の前に畑をきれいに
し、解約届を提出する予定でいる。