
【山梨旅行②】1日目 昇仙峡
羅漢寺山によってぼろぼろの足を引き摺って昇仙峡を目指します。
道中目を引くのは水晶の数々。そう、水晶の店がすごい立ち並んでいるのですよね。競争率やばそう……

気になるところではあったのですが、1対1で話すのはとても気まずい気持ちになってしまうので、臆病な私は遠巻きから眺めながら素通りすることにしました。
途中なかなかに大きい神社を見つけたので寄っていきます。

名を夫婦木神社。聞いた事のない神社ですが、御祭神は神功皇后命と天字受売命の夫婦神。
神社にはお手製の滝のようなものもあって、夏は涼し気な雰囲気なのだろうなと感じます。

手水舎にいくと、なんということでしょう、こ、凍ってる……いや、まぁ、そりゃあそうですね。だって1月15日ですもん。氷もしますよね。


水で清めるとあまりの冷たさに声が出てしまいました。つめてぇ……!
そうしてお参りを済ませてから昇仙峡に向かいます。



やっぱり道中は人の数もほとんどありませんでした。駅から歩いて10分ほどで昇仙峡の入口につきました。あ、ソフトクリーム売ってる……冬季休業してる……

水晶屋さんがやってるのは、腐らないからなんですかね?
不思議な銅像があったり、七福神の池みたいものがあったりと、人工的な観光スポットが散見されます。


なお、この七福神のところに投げ込む必要があるようなのですが、投げ込んだものが凍結していたり、七福神自体が凍結していたりと、なんというか、私は縁起のわるいなにかをみてしまったのでしょうか……


ま、まぁ、そんな手前勝手な妄想はさておいて、昇仙峡を目指します。すぐ手前では人の欲を身に纏う恵比寿神がいましたが、すっと通って階段を折り始めます。


結構どどど、という音も聞こえてきていたので多分降りた先にあるのでは無いかと思っていたのですが、大正解のようです。


横から徐々に滝の姿が顕になり……階段を降りて、少し歩くとその全容を見せてくれました。


仙娥滝。落差30mに及ぶ日本の滝百選のひとつです。
冬にきたもので、滝の周りには氷が張っています。そして当然独り占め!
車道から歩いて5分もしない位置にこのような滝があるというのはある種感動ものですよ。
滝自体はもっと荘厳なものもあるのでしょうけど、今の私にはこの滝でも十分すぎるほどの感動です。
写真を撮ったり、動画を撮ったり。見るべきを見た私は名残惜しさはありつつも、その場を後にしました。
そういえば道中不思議なものを見つけたのですよね。この、石壁だったり、地面だったりに一円玉が埋め込まれているような事象なのですけど。



気になってこの記事を書いている時に調べてみたのですけど、これ、あんまり良くはない行いのようですね。人によってはお祈り感覚で差し込んだりしているだとか。ただ、地元環境協会の人が定期的に回収に来たり、「お客さんには自然景観を大切にしてほしい」など、好意的ではないようですね。
人間は特異的な行動があると真似るというのがよく分かります。物凄いことに、なんでそんな所に、みたいな場所にも差し込んだりしているのを見ると、もしこの光景が1000年そのままだったら、未来の人々はこの行動をどのように解釈してくれるのでしょうか。
と、そんな誰から目線な感想を抱きつつ、道を進んでいきます。




上を見ると、美しい岩肌が覗いています。荘厳ですよねぇ。どれがそれなのかいまいち分からなかったのですが、覚円峰というものもあったようです。私の撮った写真の中にありますかね……?


そこから先はひたすら歩く、という感じでした。



そうして歩いた先に分かれ道がありましたが、上りの方へ。多分こっちかなと思って行ったんですけど、実際はもうひとつの道が正解。
徒労感はすごかったのですが、代わりにこんな場所を通ることが出来ました。


ちょっと名前は見つからなかったのですが、これ、日差しの角度によってはめっさ綺麗な感じだったのでは……! 残念ながら私が来た時には微妙な角度でしたが……
その後はひたすらに道を歩いていくという感じでした。
ただ、途中で羅漢寺にたどり着いたので寄り道。羅漢寺山に登りましたし、その名前でもあるお寺にお参りするのは大切ですです。




どうやらここには木造としては日本最古となる五百羅漢像が保管庫にあるそうですが、みることはできませんでした。
歩き疲れたので、少しここで休ませてもらい、カメラのバッテリーを切り替え再出発。
ハラガ……ヘッタ……いや、いつも旅行の時、スケジュールを詰めすぎてご飯食べる暇がないですね……
ここからあと20分くらいの徒歩道。足の痛さも相まって無事帰れるのか……
この後、夕方の時間を見計らって板敷渓谷に行きたいという思いもあるので、急ぎ急ぎ歩きます。
Googleマップをみてもらえるとわかるのですが、ところどころ観光スポットとして色んな岩があるのですね。が、その……見る価値がわざわざあるかというと……その……名前をつけるにしてはこじつけ感が強いというか……
正直載せるほどには感じなかったので省きます。
後途中に愛のかけ橋という橋をみつけました。男女2人で渡ると愛が結ばれるとのことだそうで。冬にくるとちょっと寂しいみためですし、夏に来た方が青春を感じることができそうですね。

そうして歩いて歩いて、どうにかたどり着きました……駐車場。
現在時間、15:24。
ここから板敷渓谷、の前に時間的に金櫻神社に向かいます。
ひぃ、もっと余裕のあるスケジュールにすればよかった……