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足りなかったのはメソッド

ある保護者さまから、ご意見をいただきました。
5月に開いた新しい教室の方の生徒さんの保護者さまより。

『これまで家庭学習の習慣が無かったわけではなかったんです。』
色々とやらせては来たんです。

ただ、やらせることを間違っていたというか、
我流でやっていたので、何が正解かが分からないまま、

この子は問い合わせの時、もしかすると算数しょうがいかも?という位、悩まれて問い合わせをして来られました。そのくらい深刻な状態でした。算数だけではなく、国語も1年生の漢字の読み書きができませんでした。

私の教室に通っていただき、3か月ほど経った時、冒頭のようなお話を教えていただきました。

そのお母さまが仰るには、昨年の夏休み、読書感想文を書こうかという時、全く文章を作れなかったそうなのですが、今年は成長を感じている。この短期間で、子どもが自分でやれるという気持ちを引き出せる公文って素晴らしい。

学習習慣があったことに私は驚き、だから、今学習が順調に進んでいっているのか、と納得しました。

我流でも学習習慣を付けられたご家庭はとても素晴らしいとは思います。
ただ、どうせ同じ時間使ってやらせるのであれば、公文メソッドを利用されるとよろしいかと思った次第です。

公文メソッドはただ、プリントをお渡しするだけとも違う、
進め方の見極め方、どの程度先に進ませるか、復習させるか、子どもへの声掛け、お家での学習方法等も含めて、先生がいつも見守り、自学自習に向かっていない原因等があれば、アドバイスしつつ、自分で前に進めるようなキッカケづくりをする。
働きかけの内容は、子どもごとや家庭ごとに異なる。

学校の勉強に今は付いていけていないとしても、ゴリゴリに教え込んでも理解できないまま、叱られたり、こんなことも分からないの?と言われ、自己肯定感だけ下がってしまう。
そういう状況を良かれとせず、自分でできるようにするには?という発想を持つ。なるべく早めに公文に入れるのが良いが、難しい場合もある。その場合にも、自分でできるを積み重ねる。学校の勉強は個人別では無く、学年ごとに内容が決まっているのだから、焦らず子どもごとの成長を待つ。公文メソッドで学年に追いつき、追い越す、2学年位先に進んだころには、色々と理解力が伴っていることに気づく。

賢くなれば、先生の話を聞いて分かる。教科書を1度読んだら理解する。賢くならなければ、何度説明してもちゃんと理解できない。そういうものです。

東郷より、急がば回れ。大人が無理やり子どもの成長を促そうと思っても難しいものです。

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