※宿題のアンケートへのご協力ありがとうございます※

2021/11教室だより

先日、宿題のアンケートをお願いいたしました。ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。教室の生徒さんの半分ほどの方にご協力いただきました。

この場にて、皆さまに共有をさせていただいた方が良いものは、共有させていただき、個別にお答えしたほうが良いものは個別にお答えさせていただきます。
無記名の方へは、Q&A集ということで、お答えをサイト上にまとめさせていただきますので、そちらをぜひご覧になってください。別途ご案内いたします。

また、Q&Aについては、いただいたアンケートの文言から可能な範囲でお答えをしておりますので、見当違いのことや、的外れなことをお伝えしてしまうかもしれません。
改めてのお願いではございますが、ちょっと悩むなというレベルになったら、長い期間、ご家庭内で耐えようと思わず、ぜひ遠慮なく相談してください。
面談の日程が合わないと思われたら、まずはLineで構いませんので、ご相談がある旨お伝えいただければ、面談をできる限り予定を合わせて設定させていただきます。

公文は続けると効果が必ず出ます、効果が見えないのは、軌道に乗せられていないためです。せっかく始めていただきましたので、どのような点に課題があり、どう改善していけばいい方向に行くのか?一緒に考えたいと思っています。

何より、公文の一番の課題は家庭学習(宿題)です。
これまでも事あるごとにお伝えしましたことと重なりますが、アプローチ方法はご家庭でも異なると思っています。

なぜ、公文では家庭学習があるのか?
やらなくても良いのではないか?というご意見もあるかもしれませんが、私はやらなくてもいいとは思いません。効果が全然違うからです。
教室で新しいことを習ったら、お家で全く学習をしないと、次の教室までに忘れてしまうでしょうし、教室に来れない期間は何も進歩しないことになります。それより、家庭での学習が週7日のうち、4,5回あり、それをしっかり学習できれば、驚くほど伸びて行かれるのです。私が知る限り、大体、これまでぐんぐん伸びたお子さんたちは、家庭での学習もしっかりした結果として伸びていて、教室での学習だけで伸びた子はいません。

教室でも、そのためのサポートをもっとさせていただきたいと思います。ご家庭で無理のない範囲で、どうしたら、家庭での学習がうまくできるようになるのか?を『ご一緒に』『個別に』考えていきたいと考えております。


公文の宿題をされているときの工夫

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(江ヶ崎中央教室の半数位の方からいただいたアンケートの回答より)

すごいですね!皆さん、各自色々な工夫をされていると感じます。
本社も色々検討してくれているので、今後、ITで何らかの支援ツールができたら!とも思っています。
一番多かったタイミングですが、私も良くご相談を受ける際、「公文をする時間、タイミングは決まっていますか?」とお聞きします。決まっていないことで、子どもの生活リズムがバラバラで、なかなか取り掛かるきっかけがないことに繋がります。どのタイミングだったら、子どもが機嫌良く、頑張れるのか?きっとあると思うので、模索されると良いのかもしれません。お子さんによっては、夕方遊びたいから、朝勉強すると仰っている子もいます。やる!ということを前提に、できなかったら、遊べない、じゃあどうする?と話し合うことも大事なのかなと思っています。
家庭での保護者のかかわり方にはいろいろなパターンがありますので、一概には言えませんが、「できたらほめる!」という流れを作り、「できなかったら叱る!」という流れを断ち切るにはどうしたらいいのか?悩んでいらっしゃる方がいれば、一緒に考えて行けたらと思います。

それと、良く聞かれるのですが、ご褒美作戦!の是非について。
以前、「教育経済学者 慶応義塾大学中室牧子教授」の講演を聞く機会があったのですが、そこで仰っていました。最初はご褒美がきっかけでも、続けることで、習慣になる、習慣になれば、ご褒美は必要が無くなる、とのことでした。
ご褒美が無いとできない子になるのでは?という心配はせず、ぜひ喜ぶご褒美、それはお母さんやお父さんが心から喜ぶこともご褒美になるかもしれませんし、モノで釣れないとおっしゃる方は、別のご褒美の形をぜひ、模索してみてください。

公文で付いた内面的成長

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(江ヶ崎中央教室の半数位の方からいただいたアンケートの回答より)

学習習慣がトップですね、ご家庭での様々なかかわりがあってこその学習習慣なんだろうなと思いました。自信、というところ、できるようになると自信が付きます。確かにそうだと思います。
私としましては、「自分で考える力」というところをもっと伸ばして行きたい。
また、教室で見ていると「集中力」もあるはずなんですよね・・・
なぜ、ご家庭でその成長を感じていただけないのか、お一人お一人、じっくり話を聞いて考えたい位です!!

では、どうやって「自分で考える力」を付けるか?ということなのですが、公文式の「自学自習」という考え方をもっとお伝えしなければならないと感じています。
「自習」でもなく、「自学自習」なんです。自分で学び、自分で習うということ、自分でプリントを見て考え、できるようになっていうということ、この流れを作りたい!といつも考えています。
理想論でしょ?と思われるかもしれませんが、一定のお子さんがこの自学自習の状態になります。宿題でも自らの意思でどんどん進んで行きます、
低学年の時には難しい子も、高学年になるとできるようになったり、大人の関わりで変わることも多いです。
実は自学自習に向かうポイントは、復習回数を減らしていくことと、大切にプリントを解くということではないかと考えています。
『復習回数が多い⇒飽きる、考えない』
『大切に解かない、量だけ求めて質を求めない⇒やっつけ仕事になる、考えない』
日々家で頑張っているのに、報われない感じがする場合には、こういう負のループに陥っていないか、点検したほうがよさそうです。

私も、機会あるごとに、子ども別に考え、ご家庭へのアクション等をしています。
関わりが大変、全部任せたい!という方もいらっしゃることも承知しています。
過度に関わってくださいという意味ではなく、最終ゴールは自学自習の状態ということは私も同じ想いです。
でも、子どもの今の能力、色々な条件が揃わず、家庭で頑張れていない場合には、家庭でのご様子は私からは見えないので、情報提供等お願いしながら、どうやったらうまく行くのか?一緒に考えてまいりませんか?ということです。

目標は、「教室で学習するように、お家でも学習する」ということです。

家庭の方針、どのくらいの負担をされるか?は家庭ごとに異なりますので、
私からの強制ではありませんし、やり方は様々であることをご注意いただき、見ていただきたいのですが、いくつかいただいているご意見で参考になるかなと思うものを列挙します。

・家庭採点、家庭での採点は最初面倒だったが、慣れたら、子どもの学習状況が把握できます。
⇒家庭での採点は、お直しが後で大量発生しないようにするため、効率的な学習の仕方です、ただし、負荷もあり、細かく見過ぎることで、親子バトルになる可能性もあるので、ご家庭の方針にお任せしています。こういう理由で、公文教室によっては、方針が異なります。解答書もあるので、必要な方は仰ってください。
・家で集中力が続かない、教室ではどうしているのか?教えてほしい
⇒ほとんどの場合、教室ではできています。集中力ではなく、別の課題があることも含め、何が今子どもをそうさせているのか?という見方で観察もしています。
・お家で分からなかったことを教室で教えてあげてほしい。
⇒もちろんそうしたいです、ただ、どういう風に教えているか?を知ってもらうことで、お家でも何か参考になることがあるように思います。Zoomをご利用されると先生がどう関わっているのか?というのが垣間見えると思います。また、具体的に難しがっている教材の箇所の写真を撮っていただいて、どう教えたらいいのか?というのをLineで聞いていただいても大丈夫です。これが正解!というものはありませんが、教えるときのポイントは、自分で考えさせるために導いていくことですので、いきなりやり方や答えを教えてしまうというのは避けていただけると良いのではないかと思います。
・やりたがらないとき、どうするか?という質問もありました。
⇒大変かもしれませんが、やりたがらない理由を落ち着いて分析してみてください。他人の私でも教室で見ていて結構分かるものですので、ご家族でしたら、きっと分かるものと思います。疲れているのかな?お腹が空いたのかな?難しいのかな?まずは、そこまで押さえていただいて、教室にお伝えいただいた方がいいかなと思うことは、こじれる前に「早めに」相談いただけると、解決がしやすいかと思います。

うまく行かないときどうするか??

週2日が教室、残りは家庭での学習として、例えば週に2回、新しいプリントを解くとします、残り4,5日は全く新しいところに取り組まない!というのでは、全然進んでいきません。子どもの中には、やったことの無いことは自分一人でやらない!と言い張る子もいますが、教室で見ていると、案外スッと自分で解いていきます。

私たちは多くの子どもを長年見てきているので、この子は公文のこのプリントをどう乗り越えるかな?と見る目のようなものがついてきていると思うのですが、ご家庭ではそうはならないことも十分理解できるところです。
でも、公文をやる以上、「大人に全部教えてもらわないといけない、初めてのところは、分からないもの」という先入観は捨てていただけたらと思います。公文のプリントは「自学自習」がしやすいように作られています、例題や問題構成等、一人で解き進められるように作られています。

こんなことがありました。低学年の子でCの割り算161を解いていた子がいます。
161を教室で私が付きっ切りで教えました。途中自分でなかなか考えようとせず、「自分でやってみようとしないといけないよ」とちょっと厳しめの言葉も掛けたりもしてしまいました。辛くて少しウルっとしながら帰してしまい、次の日お母さんに心配でlineしました。もう公文行きたくない!とか言っていたらどうしよう・・・と思っていましたら、想像に反して、その子は帰宅後、156という161に繋がる大きな数の割り算を学習していたそうなんです。その日はいつもより長めに教室に居ました。そのあとで疲れているだろうに、なぜ??と思い、お母さんに質問をすると、多分、先生にみっちり教えてもらったのに、理解が十分できなくて、時間もかかってしまって、悔しかったんじゃないか、自分が苦手なところがある、そこをやってみればできるようになるんじゃないか?と自分で思ったのではないかと。
私は非常に驚きました!私はこの子を見くびっていた、頑張りたい!先に進みたい!という気持ちがあれば、子どもは自分で自分に足りないところを見つけて成長させるんだ!と感動しました。

だから、全部教え込まず、自分でできるようになるには?という発想を持たせることの方が、この先の人生でよっぽど価値があること、でもいきなりはむずかしいので、めげないように、ここは難しいかな、という箇所は教えていきますので、ご家庭で教え方等が分からないときは、付箋を付ける等して教室に知らせてください。写真を送っていただく形でも大丈夫です。

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(江ヶ崎中央教室の半数位の方からいただいたアンケートの回答より)

ぜひ、お気軽に教室に聞いてください。1/4の方が教室に聞いてくださっていると教えてくださっています。半分の生徒さんのさらに1/4ですので、まだまだ相談しあえていない、と私も心から、反省しています。

公文はそんなものだ、と以前の私はどこか思ってしまっていましたが、熱心な保護者の方が私を変えてくださったんだろうなと思います。家庭学習を順調にしたい!教室と家庭が同じような学習状態になり、お家の方と教室の先生が同じ方向を向くと、驚くほど子どもが伸びていく!という経験を重ねております。
なんとなく、うまく行かないのだけど、何が原因なのか分からないという場合にも、遠慮なく教室にお伝えください。

ご家庭での負担もないわけではない、でも公文式を習いたいという方がたくさんいらっしゃるのはなぜか??
勉強を毎日するという学習習慣づけも、驚くほど学年を越えて進んで行くことも、将来絶対やってよかった!と思えることです。こういう未来が不安定な時だからこそ、公文に皆来られる、ぜひ一緒に考えながら、最大限の効果を出していけたら、と願っています。

先ほどの子の事例のように、目標を持つことも、非常に大事です。
何となくやっているではなくて、進みたい!という強い気持ちがあれば、子どもの姿勢が変わることもあります。
是非、ご一緒に今後の目標、取り組み方、課題について検討してまいりましょう。東郷

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