2021-2022

2021/12教室だより

気付いたら30日・・・

教室だよりの発行が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。
心身ともに、ぷっつりと充電が切れてしまいまして、しばらくチャージをさせていただいておりました。

年末、色々なことがあり、しばらく心を閉ざしてしまっておりました。
保護者の皆様より、年末のご挨拶をいただいたりしているうちに、前向きな気持ちになり、ようやく復活してまいりました。本当にありがたく思います。
年末~年始にいただくアンケートへの返信も、年始に少しずつさせていただきますのでしばらくお待ちください。

冬休み中も計画的な学習を


さて、話は変わりまして、年末年始のこのお休みをどうお過ごしでしょうか?毎日、公文の宿題を頑張っている人もいれば、ほとんどやっていない人もいるでしょう・・・

できたら、これからでも良いので、計画や目標を決めて学習を進めるというように頑張っていただければと思います。もちろん、できない日もあると思います。そういう日は、最初からお休みの日にしてあげるのも良いかと思います。

ご家庭で、日々のご様子を見ていただいていて、イヤイヤ公文をしているなと感じていらっしゃるようでしたら、お子さまがどんな学習をしているか、ちょっと興味を持っていただく期間にしていただいても良いのかなと・・・無関心より興味を持つことでお子さまのモチベーションもあがります。
一緒に解いてみるというのも、楽しく学習をするきっかけになります。
こんなに難しいことをしているんだね~と感心してあげるだけで、子どもはうれしくなったりするようです。

伸びる子、頑張れる子の特徴

実は、私ごとですが、公文教室を始め、間もなく10年目を迎えます。
その経験の中で、伸びている(頑張っている)子の共通点をよく感じています。

  1. 【信じる】公文式を疑っていない、公文の良さを理解し、子どもの学びに繋がると理解している

  2. 【興味関心を持つ】保護者が熱心、子どもの『学習内容や進度』に興味を持っている

  3. 【子どもが主体】保護者と子どもが公文について『適度な距離感』を保っている

  4. 【教室との関係】悩んだら教室に相談してくれる

  5. 【楽しむ】辛いときも含めて、成長のプロセスを楽しんでいる(楽しめるポジティブさがある)、子どもの能力・可能性を信じる

先ほど、2【興味関心を持つ】についてお伝えをしましたが、2【興味関心を持つ】と3【子どもが主体】の塩梅(バランス)が保護者からすると、結構難しいのではないか?と思っています。
2の『興味や関心』があり過ぎるあまり、3の『距離感』が保てなくなるのですよね。
子どもの学習の仕方や姿勢、解き方にまで色々と気になってしまう。
分からなかったら、全部教え込んでしまう。当然、それは子どもの自分でやるという気持ちを奪います。一見、進度は上がるかもしれませんが、片方で生まれるのは大人への依存心です。自分でできたという積み重ねではなく、誰かと一緒でなければできない、という気持ちで進んでいるので、自信がありません。

ですので、自分の力では先に進めなくなる。

やはり、自分で学ぶということに、『自学自習』に価値を置いて、それをどう導くのか?を保護者と一緒にじっくり考えることが大事なんだろう、と。

小さいときほど、子どもは自分の分身のように思ってしまいがちですが、子どもは親とは別の人格です。思い通りにしようと思い過ぎず、相手を一人の人間と思って接すること。
そういうことを言うと、子どものわがままを自由にさせるイメージに考える人がおりますが、それは違います。家庭のルールをしっかり守らせること、それが公文を毎日するということであれば、それは大事なことだと思います。わがままと意見を尊重することは別のことです。大人が見極め、はき違えないことは敢えてお伝えをしたいことです。

1【信じる】の『疑っていない』というのは、案外大事なことで、誰しも疑う気持ちがあると、すぐに『辞めよう』という発想に繋がる。
人間だれしも、すぐに勢いよく伸びるわけでは無く、しばらくしないと色々なことが繋がらないこともある。
辞めないで継続することで、高学年になって、急に伸びてきたね~と思う子も多いです。
10年の経験で、私も実感として、後から伸びる子もいることが分かっているので、短期で、低学年で辞めてほしくは無いなと。

でも、信じるための『拠り所』というか、根拠が必要ですよね。
教室にいる多くの3学年先の学習者の数が、大きな証明ではありますが、そこに至るまでの気持ちを支えるのが、教室の指導者とスタッフだと考えております。
ですから、ぜひ、悩んだら教室に相談してほしいです。
順風満帆に進むほど、子育ては甘く無いものです。
ぜひ、お役に立てることがあればと願います。

4【教室との関係】は、教室でも、強く意識をしていることです。ご家庭のご様子やお子様のことをもっと知ることが良き指導をするためには必要と思っております。ぜひ、ちょっとしたことでも、もっとお伝えいただければありがたいです。

5【楽しむ】は、今までお伝えしたことを目指すと、自然とこういうイメージになるのだろうなと思います。
親として、きっと焦りや不安は無いわけではないけど、どこかでうちの子は大丈夫、自分で頑張って乗り越えて行ける、と信じてあげられている状態、もちろん、大変な時は助けるけど、乗り越えるのは自分自身だよ、と強く大らかな気持ちで見守っている状態。

小さい石ころにつまづいて転んでも、自分で立ち上がれるよ、ぼく、わたしは自分で歩けるよ、とお子さまが言えるように・・・今何か上手く行かないことがあっても、それが全てではなく、必ず子どもは成長します。小さな成長が必ず大きな成長に繋がっています。

公文で育てたい力は、単なる学力だけではなく、こういう『自学自習』の力、新しい問題も『やってみたら、自分でできるかも!?』と思える気持ちのようなものです。

幼児さんのうちに始めるメリットはとても大きく、幼児さんにとっては、すべて学校で習っていない内容であり、新しいことに取り組む姿勢がつけやすい。そして、できるだけ毎日学習するという学習習慣づけが小学生以上よりしやすい。
そして、学習内容の網羅度は、大学受験>高校受験>中学受験となります。小学生や中学生以上から始めても、長い目で見たら、こんな優れた学習法は無いことをお伝えしたいです。

長い道のりで悩んだら・・


それでも、長い道のりで悩むことはいくらでもあるかと思います。
悩んだら、今が全てでは無いと思うこと。
辛い時期は誰にでもある、
それが早いか?遅いか?で、いつ苦労するかなんだ!と思うこと。
大人になって、苦労して後悔するより、子どもの時にできる限り頑張っておくことで人生が変わるという気持ちで向かい合うことが大事です。

人間は弱い存在、だからこそ、その弱さをどうカバーしていくのか?
以前もお伝えしたことと重なりますが、弱さは課題、課題が見えれば、変えていくことができる。課題が見えているなら、自分の気持ち次第で何とかできると思うこと。

今とても辛くて先が見えない、真っ暗なトンネルの中にいるようなときでも、絶対に乗り越えられると信じること。自棄にならない。自分の子どもであっても、課題を切り離して、今の課題は何か?を客観的に考えるようにすること。親の課題と子の課題を切り離して冷静に分析するようにしてください。親と子の課題を切り離すためには、トレーニングが必要です。ぜひ、日々のちょっとした悩みから、建設的に考えるトレーニングを始めてほしいです。

2022年も公文を通じて、お子さまの成長を一緒に見続ける仲間でありたいと心より願います。
私もスタッフもお子さまから多くのことを学び、それを還流してまいります。
至らないこともまだまだございますが、10年目を迎える公文式江ヶ崎中央教室をこれからもなにとぞよろしくお願いします。


2021/12/30 東郷


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