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『悲しみってなに?』―すぐに答えられますか?
言語化ブームの昨今、またおもしろい本に出合ってしまいました。
こんな人におすすめ
♡自己理解をするために言語化に取り組んだけれど、
いまいち上手くできなかった人
♡怒ることはよくないと思い、我慢している人
♡くよくよしてしまう自分が嫌になるような経験が
ある人
○基礎データ
感情は、すぐに脳をジャックする
佐渡島庸平、石川善樹(著) 羽賀翔一(画)
○この本について
本書は、感情を正しく認知することでインプット・アウトプットの質が上がると考えた著者が、認知の方法を学んでいくための過程を記したものです。
感情を認知すると、どんなよいことがあるのでしょうか。
そもそも、わたしたちは感情を認知していないのか?
では、5分前あなたは何をしていましたか?
思い出そうとすれば、だいたいこうかな?と思い出せますね。
30分前でも、1時間前でも、思い出せると思います。
次に、5分前あなたは何を感じていましたか?
……
こう聞かれると、途端に難しくはないですか?
私達は普段、これだけ感情に対して曖昧だということが分かります。
これを理解することで、対人関係の悩みを解消することができたり、自分の夢やの近道を見つけられたり、しまいには”幸せ”になれてしまうというのです。
幸福の定義も興味深かったので、気になる方は本書で確かめてくださいね。
また、本書の後半では、著者らが対談形式で、一つひとつの感情の裏側を紐解きます。
絶望について、そう捉えるのか…や、イライラと怒りは別物なのか!など、新しい発見があると思います。
○くもりの感想
特に興味深かったのは、「自分ではどんな感情ゆえに行動しているのかに気付いていないときがある」という話です。
これ、経験あるな…と思って恥ずかしくなったのですが、みんなあるのかな?
イライラを表に出してはいなかったが、その行動は怒りの感情から来ているものだろうとわかるとき、ありませんか?
心が幼かった頃は、そのような人に対して「怒ってる?」と聞いてしまいました。
絶対怒ってるのに、「怒ってない!」って言われませんか?笑
お恥ずかしい話、自分が逆の立場だったこともあります。
しっかり隠せていたはずなのに、怒りを押し殺したのに、どうしてこの人は怒っているかどうか尋ねるのだ…と、また別の怒りが湧いてきてしまうこともしばしば……
これは、社会的に表に出さない方がよいとされている感情を、たとえ抱いたとしても、ないものとしてふるまっている状況だと筆者は言います。
そして、ないものとしていることさえ、自分自身は気づいていないというのです。
たしかに、「怒ってる?」と聞かれて初めて気づくような気がしました。
この無自覚の感情を認知するには
①自分の感情を客観視するために、周囲からフィードバックしてもらう
②自分の行動や心理を振り返ることで、感情の解像度を高める
とよいそうです。
まだまだ感情への気づきが曖昧なので、認知するアンテナを磨いていこうと思いました。
○おわりに
このように、自分自身の感情を認知することで、他責思考になってしまうことも防げるのだというのが、大変画期的だと思いました。
相手のせいで、こんな感情にさせられた
ではなく
自分の思考がこうだったから、この感情が湧き出た
と考えられます。
自分の感情の原因が相手にあると思うのではなく、自分の思考を変えられるように日々努めたいです。
他にも、各感情について詳しく書いてあるので、ぜひ手に取ってみてくださいね👶🏻🤍
くもり
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