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【サッカー戦術】リ・スタートからわかること

私は、サッカーの試合を観るときにGKからのリ・スタートに注目しています。そこだけ見ていれば、そのチームにどれぐらいの戦術量があるのか、はたまた無いのか理解できると考えているためです。


リ・スタートの時よりも戦術を発動しやすいタイミングはありません。流れの中で特定の戦術を実行するには、発動のトリガーをひく指揮者となるプレイヤーが優れていないと厳しいですし、再現性も弱くなります。


ということで、先日J3のYS横浜とテゲバジャーロ宮崎の試合を観に行ってきました。DAZNだと全体が見にくいのと、カメラが動くことで選手の動きがわかりづらくなるので自分で撮影もしつつ。


さて、皆さんはGKからのリ・スタートにおける戦術について何か気付きはありましたでしょうか?


私個人の考えではありますが、プロレベルのサッカーにおいてGKからのリ・スタートでボールを失うのは最も避けて通りたいところかなと思ったりします。

バスケでいうならば、得点を取られた後のリ・スタートでボールを相手にすぐに奪われてしまったらダブルスコアまっしぐらです。


では、ボールを失わないためにはどうすれば良いんでしょう?

マンチェスター・シティのグアルディオラ監督やリバプールのクロップ監督は足元の技術が高いGKを獲得し、ディフェンス・ラインの一員として機能するようにすることで自陣からの組み立てをしやすくしたりしています。

が、日本ではGK人気がヨーロッパほど高くないため絶対数も少なく、そうそう簡単に足元の技術が高いGKは見つかりません。


じゃあ、どうするか?


私の考えとしては、

「バスをまわす順番、各プレイヤーそれぞれが動き出すタイミングを決めておき、その通りに実行する」

の一択です。
一択とか言っておいて、その一択の中には無数(無限?)のバリエーションがあるんですが。。

「そのパターンを見抜かれたらどうするんだよ?」
「ハイプレスで相手が来たらどうするんだよ?」
「寄せが速い時は、そう簡単にはいかないんだよ」
「サッカーはミスのスポーツだから、誰かがパスを失敗したら終わりなんだよ」

などなどのご意見。
数年前の私であれば「ごもっとも!」「そうだそうだ」と完全同意していたことでしょう。私もパスミスをしまくるディフェンス・ラインの1人でしたし。


しかし、ヨーロッパ・サッカーや北米のメジャー・スポーツ(NBAやNFL)の戦術を調べれば調べるほど、決まり事(戦術)をミスが起きないレベルで反復練習していることがわかってきました。
そして、当然ながら相手の対応策に対する対応策も戦術として決めてあります。

関連する内容としてNFLのトニー・ダンジーの話も書きたいところですが、長くなりそうなので別の機会に。


東京オリンピックで銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表にも200を超える戦術があったそうですよね。

さて、皆さんが応援しているチームの決まり事(戦術)はどれぐらいありそうでしょうか?


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