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おばあちゃんのお味噌汁

みなさんは忘れられない料理ってありますか?

私は忘れられない料理の1つに「おばあちゃんのお味噌汁」があります。

母方の祖母は、田舎に住んでいて、スーパーまで車で約20分はかかり、しかも祖母は車を運転しなかったので、(他の家族が買い物に行ってくれていた記憶)その時家にあるものでご飯を作ってくれていました。

私たち家族の帰省は、年に2回程。
祖母はいつも動きまわっていました。
みんなが寝ているなんて関係なく、雨戸をガラガラー!!と勢いよく開けて(みんなこれで起きる)
朝5時には洗濯終了していたイメージ。
子どもながらに「おばあちゃん、朝早いよ!?」と思ったけど、なんかこの感じも嫌いじゃなく、「おばあちゃん家に帰ってきたな~」って感じていました。

そんな祖母が朝食に毎回作ってくれていたのが「里芋のお味噌汁」です。
家の畑で育てた里芋が入ったお味噌汁。
いりこで出汁をとり、そのいりこも入っているお味噌汁。
どこで買ってくれたのか分からない「キティちゃん」のお椀に入れて。

「ばあちゃんの家にはこんなものしかないけん・・」っと言って、里芋のお味噌汁に人数分の卵を1人1個入れて出してくれていました。

正直、子どもの頃はそんなにこのお味噌汁が好きじゃなかった。
パンを食べたいな・・とか思っていた記憶があります。

でも、今この文章を書いていて涙が出そうな私がいます。
「ばあちゃん家にはこんなものしかないけん・・」と言って出してくれたお味噌汁。
今ならたくさんおかわりをしたい。
おばあちゃんから、たくさん料理を教えてほしいし、一緒に作りたい。

家にあるものでご飯を作ることを教えてくれたおばあちゃん。
みんなには内緒で、こたつの中で私と手をつないでくれていたおばあちゃん。
孫に1度も怒らなかったおばあちゃん。

いつも里芋を見る度に祖母を思い出す。
もうすぐ敬老の日。
敬老の日の朝食は里芋のお味噌汁を作ろう。

写真は、朝さんぽ中に見つけた花。
さんぽ中も秋の涼しさを感じてきますね。
私は秋が1番好きな季節です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また金曜日♪




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