見出し画像

災害の多様性「阪神淡路大震災」


*見出し画像はBingチャットによる生成画像の「大地震のイメージ」です。現実のものではないのでご注意下さい。

昨日は、阪神淡路大震災から29年でした。阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)この1995年というのは以下のような出来事があった年でした。

1月:兵庫県南部地震、阪神淡路大震災
3月:地下鉄サリン事件
4月:オウム真理教 村井秀夫氏 刺殺事件
5月:オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)上九一色村で逮捕
    台湾の歌手・テレサ・テンが旅先のタイ王国で気管支喘息のため死去
    ネフチェゴルスク地震M7.6 ネフチェゴルスクは壊滅、再建されず
6月:韓国ソウルの三豊百貨店が崩壊して502人が死亡
7月:Amazon.comがサービス開始
8月:マイクロソフトがWindows95英語版を発売。日本語版は11月に発売。

「ネフチェゴルスク地震」

住民3,200名のうち3/4が死亡した。生存者は約800名。倒壊したフルシチョフカ様式アパートでの生存者は最上階にいた人が多かったとされている。被害総額は、当時の為替レートで約4兆ルーブル(900億円)とされた。木造家屋にはほとんど被害が無かったが、主要な鉄筋コンクリート製の建物40のうち20棟が倒壊から大破、11棟が中破した。特に耐震性が考慮されていなかった17棟の5階建て住宅は瓦礫の山となり、1,989名の犠牲者を出した。なお、建物の固有周波数は2.3Hzで、地震動のうち2-3Hzの周波数成分が卓越しておりキラーパルスとなったため、壊滅的被害を生じたと考えられている。断層変位が最大となった村では、地表断層から数十メートルの範囲で樹木が折れ倒れた。

Wikipedia ネフチェゴルスク地震より

今年は1995年に似ているような気がします。僕は非科学的な運命論者なので、同じような状況が展開されるような気がします。

それでなくとも地球温暖化による気候変動や自然災害(アイスランド噴火、ハワイ噴火、フィリピン噴火・・・)、東京直下型地震、東海・東南海・南海トラフ3連動地震、北海道・三陸沖地震・・・など、自然災害の種は、たくさんあります。

「明日は我が身」です。先のことは誰にもわかりません。「今、突然、大地震が発生するかもしれない」「これから突然、瓦礫の下敷きになっているかもしれない」「今、突然、病気で死んでしまうかもしれない」等々、色々と不幸な事態を想定して充分に注意しましょう。

生命ある者はすべて、生まれた時から終活は始まっているのです。

さて、阪神淡路大震災です。

NHK「阪神・淡路大震災から29年」映像記事「29年前 この時間に何が」を以下に転載させていただきました。史上初の震度7を記録。ボランティア元年などの特徴がありました。

【史上初「震度7の揺れ」】
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源地とする地震が発生。東北地方から九州地方まで広い範囲で揺れ、国内で史上初めてとなる「震度7」を記録しました。

【死者6434人 「災害関連死」900人以上】
都市部で起きた直下型地震は甚大な被害をもたらしました。
亡くなった人は6434人。犠牲になった人の多くは家屋の倒壊や家具などの転倒によるものでした。また、亡くなった人のうち避難生活の長期化で体調を崩して亡くなる「災害関連死」に、内閣府によると、900人以上が認定されています。
住宅の被害は約63万棟にのぼりました。

【大規模火災による被害】
住宅が密集する神戸市長田区などで大規模な火災が起きました。各地で火災が同時に発生する中で、地震によって水道管が被害を受けたことなどから放水用の水の確保が困難となり、延焼が拡大する一因になりました。
道路や鉄道といった交通網は断絶され、ガスや電気、電話といったライフラインも被害を受けました。

【「ボランティア元年」】
地震発生から1年間で延べ約137万人のボランティアが活動。食料や物資の配給をはじめ、避難所での炊き出しや仮設住宅での見守りなどの活動にあたりました。1995年は、災害ボランティアの重要性が広く認識され「ボランティア元年」と言われています。

NHK「阪神・淡路大震災から29年」から

阪神淡路大震災の元凶となったのは、兵庫県南部大地震です。同地震は、兵庫県南部の野島断層(六甲・淡路島断層帯の一部)付近を震源として1995年1月17日午前5時46分に発生しました。その激震余波が関西一帯に広がり、阪神淡路大震災を引き起しました。

概要がよくわかるのが、内閣府「防災情報のページ」です。以下には、そこから全転載しました。

 平成7年1月17日5時46分、淡路島北部の北緯34度36分、東経135度02分、深さ16kmを震源とするマグニチュード7.3(※)の地震が発生した。この地震により、神戸と洲本で震度6を観測したほか、豊岡、彦根、京都で震度5、大阪、姫路、和歌山などで震度4を観測するなど、東北から九州にかけて広い範囲で有感となった。また、この地震の発生直後に行った気象庁地震機動観測班による被害状況調査の結果、神戸市の一部の地域等において震度7であったことがわかった。(※)平成13年4月23日の気象庁「気象庁マグニチュード検討委員会」結果によりマグニチュード7.2から修正。

内閣府「防災情報のページ」より
内閣府「防災情報のページ」より

 この地震は、内陸で発生した、いわゆる直下型地震である。破壊した断層付近で非常に大きな揺れを生じ、神戸市を中心とした阪神地域および淡路島北部で甚大な被害を受けた。神戸市中央区の神戸海洋気象台では、最大加速度818gal(南北成分)を観測した。各地の最大加速度値を以下に示す。

内閣府「防災情報のページ」より

 淡路島北部では、今回の地震によって新たに生じたと思われる断層の露頭が認められた。淡路島から神戸、西宮にかけては無数の活断層が走っており、このうち、野島断層(淡路島北部)に新たな断層のずれが生じたことが確認された。
 気象庁はこの地震を、「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」と命名した。
 さらに政府は、今回の災害の規模が特に大きいことに加え、今後の復旧・復興施策を推進する上で統一的な名称が必要となると考えられたことから、災害名を「阪神・淡路大震災」と呼称することを平成7年2月14日に閣議口頭了解した。
 この災害による人的被害は、死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名という戦後最悪の極めて深刻な被害をもたらした(消防庁調べ、平成17年12月22日現在。)。
 施設関係等被害の概要について、住家については、全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟にものぼった。
 交通関係については、港湾関係で埠頭の沈下等、鉄道関係で山陽新幹線の高架橋等の倒壊・落橋による不通を含むJR西日本等合計13社において不通、道路関係で地震発生直後、高速自動車国道、阪神高速道路等の27路線36区間について通行止めになるなどの被害が発生した。
 ライフライン関係では、水道で約123万戸の断水、下水道で8処理場の処理能力に影響が生じ、工業用水道で最大時で289社の受水企業の断水、地震直後の約260万戸の停電、都市ガスは大阪ガス(株)管内で約86万戸の供給停止、加入電話は、交換設備の障害により約29万、家屋の倒壊、ケーブルの焼失等によって約19万3,000件の障害が発生するなどの被害が生じた。
 公共土木施設関係では、直轄管理河川で4河川の堤防や護岸等に32箇所の被害、府県・市町村管理河川で堤防の沈下、亀裂等の被害、西宮市の仁川百合野町において地すべりにより34名の犠牲者が生じるなどの被害が発生した。
 農林水産業関係の被害については、農地、ため池等の農業用施設など各施設において甚大な被害が発生し、その被害総額は900億円程度であった。

内閣府「防災情報のページ」より
内閣府「防災情報のページ」より




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?