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理容室を利用する
1000円床屋に行ってきました。QBではございません。あ、今は1400円なんだね。
若いお兄ちゃんの理容師さんに「長めのソフトモヒカンでお願いします」と言ったら、マスクの上にフェイスガードをしてるお兄ちゃんが「モガモガモガ」と何を言っているのかわからない。もう一度繰り返して言うので、耳を澄まして聞いちゃうと、お兄ちゃんが「長めと言っても何センチにしましょうか?」と言っていたのだ。
んで、「何センチ…って」と言うと、お兄ちゃんはまた「モガモガモガ」と言う。「え?」と聞くと正面の大鏡の上に「刈り上げ長さ表(だったかな?)」を指さした。
そこには「10種類ぐらいの長さ」が示されていて、一番長いのは12ミリだった。
「12ミリが一番長いんですね?」と言ったら「モガモガモガ、長いっていうのは人それぞれだから、それはお客さんが決めてもらわないと…」と言っているようだ。
なんだ、めんどくさいなぁ…。
「ほんじゃ12ミリでお願いします」と言うと「はい」と返事してバリバリバリンと刈り始める。んでも、つづいて「モガモガモガ、頭頂部の長さは?」と言うんで「全体を合わせて下さいな」と返事。
続けて「モガモガモガ、もみあげはどうします?普通と斜めカットがありますが…」
「ほんじゃ普通のまっすぐで」と言うと「モガモガ…普通ってのは、まっすぐのことじゃなくて、もみあげを薄く刈り上げるってことです。モガ…」と言う。本当に面倒くさいが、細かく意思確認するということは、実は良心的なのだろう。
「ほんじゃそれで」と返事をする。「モガ、はい…」と返事をしているうちにバリバリ、チャチャチャ…って、あっという間に完成。
お兄ちゃん「モガモガモガ」って言うと、小さな鏡を持って「モガ?」って言う。「いいですか?」っていってるんだと思って「おおお、いいじゃーーーん」って大げさに褒めてあげる。
で、お会計。レジ脇に「できるだけ千円札で、お釣りのないようにお願いします」って書いてあるから「申し訳ない」って両手を合わせて拝むように1万円札を出す。
お兄ちゃんは、それを聞いて、また「モガモガモガモガモガ…」って言う。多分「次回からはお釣りがないようにお願いしますね」と言っているのだろうと思って「本当に申し訳ない」って平身低頭のまま外に出る。
うーんコロナ禍では、もしかしたら手話会話がいいのかもしれないと思う。ああ、いいじゃん。みんな手話を学んだ方がいいかもね。
実は僕、地元の街開催の手話講習を1年間学んでいるのです。が、手話通訳者になるのは難しいし、そもそもが「暇だから、市民活動ってのはどんなものだろう?」ってのが始めた理由ですからね。やっぱり、それも見事に中途挫折で半端に終了しております。もう1年学んでいたらどうにかなったかもしれませんがね。