シルバー人材日記「転倒と病」
「施設施錠転倒事件」
昨夜は学校施設施錠管理の仕事でした。
市内の活動施設が工事をすることになり、そこで活動していた市民活動グループさんが、かみさんが解錠施錠管理をしている中学校の施設を利用することになりました。そのために午後7時から9時までの利用が増えました。以前も経験したように夜の施錠は少し危険なので、必ず僕が同行しています。
昨夜も同行して、午後9時に市民活動の方々が退出してから、施設内を見廻ったあとに玄関の施錠をしようとしました。施錠作業は、まず、警備会社のセキュリティ警備(入退室管理)を始めるためにセキュリティカードで照合する必要があります。照合後に警備が開始してから外に出てドアを施錠するのです。その時間は確か30秒間で、それ以上を経過すると警備会社の方がすっ飛んできます。それは過日の騒動で経験済みです。
かみさんにカード照合を頼んで、僕は靴を履いて玄関施錠の準備をしようとしました。かみさんがセキュリティ照合していましたが、照合直後にかみさんが施設玄関の照明を消しちゃいました。おっと消灯は早いぜ、靴を履き終えていないんだからさ。
まだ靴を履き終えていない僕は、急に暗くなったことでバランスを崩して玄関のコンクリート床に右半身の肩から手首までを強く打ちつけてしまいました。痛かった。
それで夫婦で慌ててアタフタしていると「ヤバイ、また警備会社の方が来ちゃうよ!」ってな感じでさらに大慌てで痛みをこらえて立ち上がり、夫婦で玄関外に出てドアを施錠しました。間に合いました。
「ごめん、私がいきなり消灯しちゃったから転んだんでしょ?」なんてかみさんが泣きそうにしている(すぐに泣くんです)ので、「違うよ、俺がバランス崩しちゃったから転んだんだよ。照明ついてても転んだよ」と言っても「違う違う、私が消しちゃったからだよ」としつこく反省しているのです。
まあ、いきなり消灯で見えなくなったといっても、若かったら転んだりしませんよ。転んだのは年取って運動神経が鈍化した僕自身のせいです。何せ運命を左右するのは自分自身、自分自身が神なのでありますからね(笑)。
そうだ、忘却していた!この日は、施設施錠の前にいろいろあったんです。
「貧困と病」
カルチャースクール講師の仕事のあとに市役所に出かけました。市の検査で精密検査を指示されたことで患部写真のデータディスクをもらいにかみさんが市役所で待っているのです。
市役所に行くと、かみさんが座ったまま泣いていて、市の職員が跪いて肩をさすってくれていました。
「どうした?」と言うと、患部の画像ディスクを受け取ってから治療費のことで相談したら、担当者が「限度額適用認定証」を貰えば、月額の負担が軽くなると言い、しかも親切に、その担当部署まで案内してくれるって言うので、その親切さに感動したようでした。
それは「千葉県国民健康保険限度額適用認定証」と言います。詳細はリンクを参照下さい。
無事に認定証をいただき、続いて「確実な症状の判定と治療経緯を知るために病院に行きたいが、現在は年金を貰う前(年金は隔月15日に入金されます)なので行けない。市というか千葉県でもいいけれど、臨時で少額のお金を貸し付けてくれるなんて制度はありますか?」と聞いたら、案内されたのが社会福祉協議会でした。そこでは審査後に「生活福祉資金」というのを貸し付けてくれるようです。
「あら?ちょいと大げさな・・・生活保護みたいなものかしら?」なんて指示されたところに行くと、親切に対応いただきましたが「貸し付けまでたくさんの書類を提出しなくてはならないし、時間がかかる」と言います。あ、そうではない。貧乏だけれど、年金貰う前だから少額を貸してくれるところがあるかどうか聞いたら、ここを案内されたんですよって言うと、「そうでしたか? 勉強になりましたね」なんてニコニコして言うんです。まあ勉強したけど、相談員のお前(敬称略)が言うなよ。
「はあ・・・」ってため息ついてから、そこを出て夫婦で顔を見合わせて「年金貰うまで待とう。1週間で病気が悪くなったりしないだろう(根拠はないけど)、その前にいい病院を探そうぜ」って言って市役所を出ました。
このあと、自宅に戻ってから、施設の解錠施錠に出かけて、まさか転倒して痛い目を見るとは思っていなかったのです。