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夢日記「巨大な魚」2023/1/26
長い夢だったが、最後しか覚えていない。
憂鬱な空の下、僕と妻は自動車か電車かわからないが乗り物に乗っている。風景はどんよりと濁った色をしている。
気が遠くなりそうなほどに巨大な湖が見える。僕たちはかなり上から湖を見ている。乗り物は進む。いや、もしかしたら妻とふたりで歩いているのかもしれないという気になった。ゆっくりと進んでいるからだ。いや、かなりの高さから俯瞰で見ているということは飛行機なのかもしれない。
湖を見ていると、あまりに巨大すぎて吸い込まれそうだ。湖の左側、僕たちの通りすぎてきた方向に鉄橋がかかっている。やはり電車なのか?湖のかなり高い位置に線路が敷かれているのかもしれない。遠くには灰色の空の下に山脈がつらなっているのが見える。
湖の中心に浅瀬が見える。そこには水草が生えていて砂地のようだ。その水草の中に巨大な魚と思われる影がたくさん蠢いているのが見える。妻は「釣りをしているときに見たブラックバスだ」と言う。
湖のその浅瀬にズームインしていく。夢だからズームインズームアウトも可能なのだ。
ズームインすると、魚たちは散りぢりに逃げてしまうが、一尾だけ僕を威嚇するようにうねうねと体をくねらせている。妻が言うブラックバスではない。多分5メートルほどはあるだろう。怪獣のような魚だ。
「あれは鯉だ、巨大な鯉だ!」と僕は叫ぶ。
そこで目が覚める。