2024年11月11日 相場日記
相場概況
株:米国の主要3指数が揃って過去最高値を更新し、ダウ工業株30種平均は304.14ドル高(0.69%増)の44,293.13ドルで取引を終えました。トランプ次期大統領の減税や規制緩和への期待が相場を押し上げる主な要因となっています。 中小型株で構成されるラッセル2000指数は1.5%上昇し、2021年11月以来の高値を記録。中小企業はトランプ氏の経済政策の恩恵を受けるとの見方が広がっています。投資家は13日発表予定の10月消費者物価指数(CPI)など、今週の経済指標を注視しています。
金利:この日は米国のベテランズデーで債券市場は休場となりました。 市場では、トランプ氏の財政拡張的な政策が国債の増発を招き、需給悪化につながる可能性への警戒感が高まっています。
金:ダウ平均の史上最高値更新を受けてリスク選好の動きが強まり、安全資産とされる金には売りが優勢となりました。
原油:WTI原油先物は続落し、12月限は2.34ドル安の68.04ドルで取引を終えました。 中国の新たな景気刺激策への失望感や、2025年に向けた供給増加見通しが価格の重しとなっています。
仮想通貨:ビットコインは一時87,000ドル(約1,335万円)を超え、過去最高値を更新しました。 トランプ氏の当選による規制緩和期待や、仮想通貨推進派候補の当選が好材料となっています。 コインベース・グローバルなど仮想通貨関連株も大幅高となり、コインベースは22%上昇しました。
通貨強弱
ドル:トランプトレードにより上昇しました。
円:米国の利下げ観測が後退したことにより下落しました。
ユーロ:米国の関税がユーロ圏経済に打撃を与える可能性を嫌気して下落しました。