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人間生活をやめたらちょっとだけ生きやすくなった件

  私が営業電話の中の人をしていることは以前にもここで書いたが、就職から1ヶ月が経ち無事に研修を終えて本稼働に入っている。10〜17時勤務という時短勤務だが、なかなかどうして疲労の蓄積は深刻だ。仕事は同じことの繰り返しで楽なことは楽なのだが、とはいえ2年間の職業ブランクのある身には些か堪える。

 そこで、私は「人間生活」を少しやめてみることにした。なにもヤギになろうというわけではないが、面倒な人間生活の棚卸しをして、どうしても行わなければならないことだけを残してあとはやらないことにしたのだ。

 ・やらないことリスト①  着替え
在宅ワークのメリットの一つに、服装規定がないことがある。そこで私は、着替えをやめて寝巻きで仕事にあたることにした。
 服を選ぶのは意外と面倒だし、寝巻きは着心地が良い。仕事中は常にGooglemeetsの画面はオンになっているが、どうせ顔の上半分しか映っていないので何を着ていようが関係ないのだ。なので、起きて顔を洗い歯を磨いてトーストを齧ったら、そのままPCへ向かう。

 ・やらないことリスト②  風呂
近頃「風呂スキップ」という言葉が流行っているが、私も風呂スキッパーになってみた。風呂に入ること自体は好きなのだが、髪を乾かすのがバカほど面倒だ。よって私は風呂をリストラした。風呂なぞ入らんでも死なん。どうしても頭が痒くなった時と、外出の予定がある時にだけ風呂に入る。

 ・やらないことリスト③  趣味
趣味は楽しいが疲れる。肉体はともかく。心が休まらない。また、義務感やポジショントークで語る趣味ほど心が踊らないものもない。なので私は趣味もリストラすることにした。趣味もまた、なくても死なん。

 ・やらないことリスト④  起きていること
仕事のある平日は起きていなければならないが、休日は極力寝ているようにすることにした。結局、睡眠が一番休まる。トイレに起きたり食事に起きたりしている以外はほぼ寝ていて、1日に4時間くらいしか起きていないかもしれない。

 上記をやめていわゆる「人間らしい生活」を手放すと決めてみると、少し生きやすくなった。できないことを気に病むことも同じようにリストラできたお陰かもしれない。

 この境地に至ったのは単に鬱が極まっているだけの様な気もするが、とにかく肝要なのは「やらんでも死なん」の基準で鬱の間は人間をやめていこうと思う。

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