意外とむずかしい兄弟で同じ学校
お受験指導の仕事をしていると、たまにひどく楽天的なご両親に出会います。受験年に入ってものんびりしているし、出願の時期が見えてきた夏頃になってもご家族全体がどこか鷹揚としている。
ぼくが「のんびりしすぎじゃないですか、お母さま。そろそろエンジンをかけた方がいいですよ」と言うと、「大丈夫です、先生。うちは上の子がもう受かってるんで」とどこ吹く風です。ですがこういうご家庭がいちばん危ないのです。
ご兄弟、あるいは姉妹で同じ学校に通いたいというご家庭は多いと思います。学校が同じで