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勢いでケベックシティに引っ越したけどいろいろやばい

去る3月3週目にケベックシティに引っ越しました。しかしいろいろと問題が山積みです。

初手・ホームレス

引っ越しの3日前、当面の住処として予約していたAirbnbのオーナーから連絡が来ました。内容は「感染症の懸念が強まってきたので、当面の間予約を受け付けないことにします」とのこと。

急におうちがなくなりましたが、そこは青年海外協力隊の経験を活かし(?)安いホステルを見つけることで解決。

しかし出発当日になり、そのホステルから連絡が

「今日からホステル閉鎖やで。すまんの。」って

おぉ急にホームレスになってしまった。取り急ぎ他のホステルに連絡をしたけど、どこも「明日から閉鎖」「週末から閉鎖」など、全滅でした。どーしようもなくなったところで会社の総務課(だと思ってる)の方が「何かあったら力になるから連絡してね(ハート)」と言っていたのを思い出し「ホームレスになりました」と連絡。すぐに返事をくれて「同僚知人に掛け合ってみるから心配すんな。とりあえずシーユートモロー!」と言われたので、不安になりつつもバンクーバーをあとにしました。

家が見つからない

会社の全面協力により1か月の宿をゲットできました。圧倒的感謝。しかし問題は解決していません。

ケベックはやや特殊な文化があり、アパートの契約が原則一律7月1日からの1年更新なのです。今は3月。新規入居を受け付けているところはほとんどありません。したがって7月までの間はルームシェアなどで一時的にしのぎ、その間にアパートを見つけようと目論んでいたのですが

「ごめん、今ルームシェア募集してないねん」

との返事。それもこれも例のウイルスのせいです。こちら現在進行形で未解決。このやろう。

銀行口座が開けない

めでたく就職したということは、当然給料をもらうことができます。給料をもらうには振込先の銀行口座が必要です。なので口座開設のアポを取りに意気揚々とRBC(カナダの大手銀行の一つ)に行ったのですが、入り口で職員が通せんぼしていて

「最近海外から来ましたか?」と聞かれました。イヤな予感がしつつバンクーバーから先日来たと伝えたら

「14日以内に空港を利用した人はお通しできません」とのこと。

14日後に発熱などの症状がないことを確認してから来てね、って

うちの給料2週間ごとの支払いなので間に合わないんですけど。

オンラインバンクなども、最終的には店頭での手続きを求められたりなんやかんやで断念。給料の支払いは当面小切手ということになりました。ちくしょう。

ワーホリ、国民健康保険に入れない

カナダは日本とは違い州ごとの健康保険制度があります。ワーホリに関するまとめとかを見ると「カナダの健康保険に入っておこう!」とよく書いてあるので、ケベック州の健康保険であるRAMQ (Régie de l'assurance maladie du Québec) に加入すべく電話をかけました。するとさんざん待った挙句返ってきた返答が

「あなたのビザタイプでは健康保険に入れません。」

は?

と思いましたが、職員に突っかかってもどうしようもないのでおとなしく電話を切りました。

カナダは、なんか知らんけど「ただしケベック州を除く」みたいな、ケベック州だけ例外なものが多くて、健康保険もその一つみたいです。ケベック州でワーホリ考えている人はその点気を付けてくださいね。Probation(試用期間)が終われば会社の保険に入れるので、それまでは個人的に保険に入ることにします。ファック…ス。

まとめ

コロコロウイルスのせいで当初の予定がしっちゃかめっちゃかになっています。しかし会社と同僚がめちゃくちゃ協力してくれて、彼らの全面協力のもといろいろどうにかなりそうな感じにはなっています。

また、家のことに関してはFacebookで「ホームレスになったぜhahaha」と書いたらたくさんの人が協力を申し出てくれて「友達が家を探してる、だれかroom share探してない?」とシェアしてくれたり「知り合いの教会が助けられるかも、いつでも連絡して!」など、世界中から協力や励ましの言葉をいただきました。本当に感謝です。

そしてこのご恩は必ず返さなければと固く誓いました。

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