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ちっぽけな自己顕示欲を反省

先日は自分のつまらない自己顕示欲に気づき、それと同時に社員の手間が増えることに気がつかなかった自分に深く反省したのでした。

得意先の注文で商品発送の送り状作成を社員に頼みました。今回は発送人の名前を変更するのではないかと思ったのですが、お得意さまからは指示がなかったのでいつものように作成するようにいいました。
それでも気になったので確認してみるとやはり発送人の変更がありました。

社員にはもう一度修正して送り状を作るように指示しながら「やっぱりなーそうだと思ったんよ」と2回くらい言ったような気がします。
内心、自分の勘の鋭さに満足していました。長年同じ仕事をしているのだから勘も働いて当たり前と今は思うのですが、その時は一人悦に入っていました。

送り状を作り直している社員を見てハッとしました。一人悦に入っている場合じゃない、社員の仕事が増えているじゃないかと。送り状を作成する前に私が確認しておけば良かったことです。こんな小さなことに自己顕示欲があった自分にびっくりして同時に自分はまだまだだなとがっくりしたのでした。

新聞の本の広告に「反応しない練習」草彅龍瞬の著、ロングセラーとあったので読んでみました。あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」が書かれています。人間の七つの欲の中でも“承認欲”が不満・さみしさ・嫉妬・優劣、人目が気になるなどさまざまな悩みの原因となるとありました。まずは“承認欲”が自分にあると理解すること。その承認欲が悩みを生み出す妄想を作りだしていること。
(詳しくはぜひ本をお読みください。)

自己顕示欲と承認欲は少し違うかも知れませんが根っこは同じだと思います。本を読んでいたおかげで私のちっぽけな自己顕示欲に気がつくことができて良かったです。



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