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12歳までにすべきことをし、すべきでないことをしない。ほんと、それだけ。

中学に入って初めての定期考査が終わりました。

「母ちゃんは、あんたの成績が良くても悪くてもどっちでもいいんだよ、だって私の成績じゃないもん。自分で色々決めたらいいよ。」とご飯を食べながら話しました。

とりあえず、自分でやりたいように準備して臨んでいました。まあまぁなのも、ヘコヘコなのも色々な結果が返ってきました。

(そして、いやーほんとに興味ないぞ…なさ過ぎてちょっとやばいかも、と思った。
今だけなのかもしれないけれど。
うむ、最初くらいはちょびっと伴走しよう。。)

間違えた問題だけを切り抜いてノートに貼ってつくるオリジナル参考書、通称「お宝帳」を、週末一緒に作る予定です。
でももう流石に自分で作らないとね。

→経緯…
初めての定期テストの返しで、数学だけは私がつくったのだけど、作りながら色々考える過程が面白かったのでこれはやっぱり本人が作ったらいいね、と思った。なので作成を勧めるも本人気乗りせず。
授業と部活のフルコンボとたまにでる宿題やら小テスト対策やらで、そんなチョキチョキしてる時間なんてねぇんだよ、と。
週末も部活だし。もしくは休みたいし。

でもなぁぁ…泉先生の記事読んで自分でやるよ、って言ってたじゃん、などと思って色々詰め寄ったりもしたけれど「やることが多すぎんだよ。」の呟きを聞いて、無理なんだね今は、と私が引き取ることにしました。今後はタイミングを見計らってまずは一緒に作ります。
ちなみに必要だと思うテスト対策などは、何も言われなくても自分で決めて一人でやったり友達と集まってやいやいやったりしてるので、やっぱりやりたいと思うから行動する、の環境が整うまで待つことにします。
環境は私が作らればならぬので私の宿題であります…

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という訳で自走の時期に入りました。
この12年、自走してもらうべく準備して参りました。

今のところテストはみんな高得点、
では全然ないけど、
勉強嫌いにも全然なってない、余白は十分。

ここからはガンガンいって頂きましょう。
部活も勉強も、がんばれ頑張れ。

母さんは、飯作るのみ。
見せてもらうのみ。

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以下、泉先生のブログより、抜粋…

中学生になって、こういう問題を楽しめる子になるには、
先取りしてはいけないんです
12歳までの脳と、それ以降の脳とでは違うんです
12歳までにいかに、自由に思考したか、
いかに、失敗が許され、やり直しが許され、楽しんでそういう経験をしたか
たくさん、心をゆさぶって、
五感をフル稼働して世界を味わったか
それが何より大事なのに、
それらをなんにもしないで、
文字を読ませ、
計算をさせ、
スピードを重視し、
暗記させ、
それで、どんな人間が育つのでしょう

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12歳までは
「ゆっくり・じっくり・丁寧に」
を合言葉に、見て考える、
目が考える、を重ねていくのがどんぐり
(お絵描き算数)です。

視考力の回路を作る。
より複雑な回路を12歳までに沢山作る。
なぜなら思考の臨界期は12歳だからです。

12歳までの子の発達は、
楽しさや面白さをベースにした
自主性に担保されるのだと思う。

それは机上でもそれ以外でも。

いづれにせよ、
情緒の安定という器があることが大前提。
何よりも心を大事にする。
情緒が安定していないと、真には吸収ができない。

環境は親にしか作れない。

そして子にとって最大の環境とは
親自身なのだと思う。
もう仕方ないんだよね、
親になっちゃったんだから。
自分の落とし前は、自分でつけるしかない。

「ゆっくり・じっくり・丁寧に」
生活こそが人生だと思う。

(そしてだからこそ、
一番大切なのは自分自身、
親自身だと思っています。
お母さんお父さんの心がそのままに
聴かれる場が増えて欲しい。)

うちの息子は元々走るのが速くて、
小6の時に地域6校の連合運動会の
ハードル競技で優勝してきたのですが、

練習?は現役選手の動画を見てイメトレ
し、自分の身体を動かして、目指すところまでを
繰り返す、それだけ。
しかも小学校の授業中のみ。

へぇぇ、と思った。
やっぱりな、とも思った。
目が考えている。
視考力が稼働している。

さらに誰からも何も教えられていなかった
からこその優勝なのかもな、と思った。
まるでハードラーの走りでした。
かっこよかった。

中学でも今のところ短距離なら
かろうじて学年1番らしいけれど、
50mから先は陸上部には敵わないんだと
言っていた。

全部身体で知っていくんだな。

自分自身の苦しかった時代を振り返っても、
身体と頭と心とを切り分けては、
その人の真ん中は丸くは育たないんじゃ
ないかと思ってる。

12歳までにその土台が作られる。
その土台が醸成されるのを護る。
子の生きる速さを護る。

早かったなー12年。

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