お洒落テンプレ図鑑/01 図形
私の好きな10種類のスライドデザイン
美しいパワポテンプレを眺めるのが好きすぎて、沢山のテンプレ素材サイトを訪れては、お気に入りのパワポをDLする…という日々を数年送った結果、PCのメモリがテンプレでいっぱいになり、好みのお洒落テンプレの傾向が明らかになってきたため、10種類(ベースのデザイン5種類+世界観をつくるデザイン5種類)に分類して図鑑として永久保存しようと思います。
ベースのデザイン
01 図形(四角形・角丸四角形・円形・線・平行四辺形・三角形・その他)
02 配色 (単色・デュオ・パステル・ビビッド・アース・ナチュラル)
03 文字(塗り・囲み・円形・手書き・雑誌)
04 写真(カラー・モノトーン・建築・人物・食べ物・風景)
05 イラスト(フラット・線画・アイソメ)
世界観をつくるデザイン
06 素材感(紙・黒板・その他素材・モチーフ・透明・影)
07 トレンド感(ニューモーフィズム・ヴェイパーウェブ・ネオン・メンフィス・ウェブ・コミック・立体)
08 わくわく感(グラデ・ぼかし・スイススタイル・抽象・水彩・つぶつぶ・ステッカー・絵文字・スイーツ・とろとろ・トロピカル)
09 リッチ感(葉っぱの影・ゴールド・和風)
10 未来感(テクノロジー・宇宙・ゲーム・ホログラム・バーコード)
ビジネスパワポにデザインが必要な理由
現代の日本は人口減少がすすみ市場が縮小しています。また、コロナ禍を経て技術革新が一気に進んだことで、市場環境も大きく変化しています。
こうした変化の中で生き残る企業になるためには、商品やサービスの質に加え、ブランド力や顧客体験の質を高める必要があります。アメリカ(Design Management Institute)の調査では、デザインに力を入れている会社は過去10年で2倍以上成長していると報告されています。
こうした流れをふまえ、経済産業省や特許庁も「デザイン経営」というかたちで、企業ぐるみでデザインに力を入れることを推進していますが、デザイン部門以外の従業員がデザインに触れる機会はまだ少ないのが現状です。
こうしたなかで、多くのWindows PCに標準搭載されているパワポのデザインを見直すことが、デザインに興味を持つきっかけになるかもしれません。
ベースのデザインを頭にいれよう
こちらのnoteでは、まずセンスの良いパワポを作るための土台になる5つの要素(図形・配色・文字・写真・イラスト)について、スライドデザインのパターンを紹介します。気に入ったレイアウトをいくつか頭にいれて真似するだけで、ビジネスパワポを作るためのデザインイメージができるようになります。
デザインアイデアはオフにする
パワポに文字や写真を入れると「デザインアイデア」が自動表示されることがあります。一昔前に比べると、シンプルで使いやすいデザインが増えていますが、色やデザインがランダムに選ばれるため、統一感のあるスライドが作りづらくなることが多いです。基本的にはこちらの機能はオフにしておきましょう。
オフの仕方はPPDTPさんの記事が参考になります。
https://ppdtp.com/powerpoint/design-idea-off/
01 図形
基本図形のあしらい
パワポのデザインイメージの土台は「デザインアイデア」ではなく、基本図形によるあしらいを使って作ります。ビジネスパワポであれば、四角形だけで十分にミニマルで美しいスライドを作ることができます。そのほか、プレゼンで伝えたい内容に合わせて角丸四角形・円形・線・平行四辺形・三角形などの基本図形を組み合わせれば、様々なデザインのバリエーションができます。
ビジネスパワポのあしらいは、Fortune500企業を含む有名企業のスライドを数多く手がける「SlideGenius」のポートフォリオが参考になるので、いくつか紹介します。※写真は「SlideGenius」のサイトからお借りしました↓
https://www.slidegenius.com/
四角形のデザイン
・上ラインのあしらい
・下ラインのあしらい
・上下ラインのあしらい
・左右ラインのあしらい
・帯のあしらい
・囲みのあしらい
・座布団のあしらい
・斜めのあしらい
・画面分割
角丸四角形のデザイン
円形のデザイン
線のデザイン
平行四辺形のデザイン
三角形のデザイン
その他のデザイン
まとめ
今回は10種類のテンプレカテゴリのうち、基本図形を使ったあしらいを紹介しました。誰もが知る企業のスライドデザインは、ブランドイメージを分かりやすく伝えるための工夫がされていて勉強になります。「SlideGenius」のサイトに行けば、タイトルスライドだけでなくコンテンツのスライドも見ることができるので、是非参考にしてみてください。
次回は「02 配色」のデザインについて説明します。オシャレなパワポを作るために覚えておきたい配色パターンを紹介するので、楽しみにしていてくださいね。
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