お洒落テンプレ図鑑/02 配色
02 配色
3種類の「色のカテゴリー」
色のカテゴリーには「原色」「二次色」「三次色」の3種類があります。これらの色を使って、読みやすく美しいパワポ配色を作ってみましょう。
使いやすいパワポ配色とは
パワポ配色を色数で分類すると「単色パワポ」「2色パワポ」「多色パワポ」の大きく3つに分けられます。
情報量の多いビジネスパワポでは、コーポレートカラーやロゴカラーをメインカラーに使用して「単色パワポ」か「2色パワポ」で作るとまとめやすくなります。
「単色パワポ」を作る場合は彩度や明度を少し落とした原色を使うことが多いです。「2色パワポ」を作る場合は、伝えたい内容や聴き手の特性に応じてペールカラーや反対色を使うことで、スライドに個性を出すことができます。
伝えたい情報量が多く、コンテンツ毎にテーマカラーを変えて情報を整頓する必要がある場合は、彩度や明度を少し落とした中間色の「多色パワポ」で、分かりやすく見やすいスライドを作ります。
配色ごとのパワポスライドの例は、世の中にある様々なセンスの良いパワポデザインをまとめた「good presen!」のサイトで検索することができます。それでは早速見てみましょう!
※スライド例の写真は「good presen!」のサイトからお借りしました↓
https://goodpresen.jp/select/
「単色パワポ」
もっとも簡単に作る方法が「モノクロ+1色」で作る単色パワポです。項目数が多い場合は、同じ色相で明度に差をつける「トーン・オン・トーン」と呼ばれる配色で、統一感のあるパワポを作ることができます。
「2色パワポ」
2色パワポは「70:25:5の原則」により「ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%」にすると、美しいデザインが作りやすいといわれています。
ベースカラーとは最も大きな面積を占める色で、基本的には背景を白・文字色を黒にしたモノトーンを使うことがほとんどです。純白や漆黒を使うと明度に差が出すぎて目に負担をかけるので、少し明度を調整します。
メインカラーは、企業やブランドのイメージやロゴの色などデザインの中心になる色を選びます。メインカラーも明度と彩度を少し落とした方がデザインしやすくなります。
アクセントカラーは、スライドにアクセントをつけるために使う色です。色の面積は小さいですが、最も目を惹く色になるためメインカラーの補色など目立つ色を使うことが多くなります。
「多色パワポ」
多色パワポは三次色(tertiary color)を使って作ります。三次色とは原色と二次色の中間にある色のことです。 ニュアンスのある三次色(中間色)を選んで、こなれ感のあるパワポを作りましょう。
その他の配色バリエーション
そのほかにも様々な配色を使うことで、異なるイメージのスライドを作ることができます。特にグラデーション・ペールトーン・ネオン・ゴールドなどの配色は、簡単に作れて汎用性が高いので覚えておきましょう。
グラデーション
ペールトーン
ネオンカラー
ゴールド
スライドテーマから配色を考えよう
パワポの世界観を作るうえで重要なのが、テーマに合った配色とあしらいのルールを決めてスライド全体を貫き通すことです。特に配色はパワポ全体の印象を大きく左右します。是非パワポを作成する前に、ゆっくり時間をかけてテーマに沿った配色やあしらいなどのデザインルールを考えてみてください。
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