アメリカの学校行事 Back to School Nightって何?
アメリカでは8月〜9月に新しい学年がスタートします。
州によって時期がずれますが、
私が住むフロリダ州では8月中旬スタートの学校が多いです。
昨夜、高1の息子の学校で、Back to School Nightがありました。
新学期に行われる学校行事のBack to School Nightは
保護者のためのイベントです。
子どもの学校での様子が体感できる、とても貴重な機会なので、
両親そろって参加する家族がとても多いです。
保護者が参加しやすいように平日の夜に開催されます。
本来、新学期が始まった8月開催ですが、
新校舎の完成が遅れた為に、9月にリスケジュールされました。
アメリカの高校生は、大学生みたいに
選択した教科によって教室を移動します。
それぞれの教科の先生が自分の教室を持ち、
その教室に生徒たちが移動するのです。
そこが日本と大きく違うところですよね。
各教室での先生の持ち時間は10分間。
この10分間で、自己紹介し
どういう教育方針でどういう情熱を持って生徒たちに教えているのか、
この1年間で生徒が学ぶカリキュラムや、宿題についてなど
プレゼンテーション(以下プレゼン)します。
どの先生も、プレゼンがとても上手です。
生徒に教える喜びを全身で表現します。
10分では質疑応答の時間も取れず、
「質問があれば気軽にメールしてほしい」
とメルアドを教えてくれます。
ここも日本の学校とは違う点だなぁと最初はびっくりしました。
いつでも先生に連絡できて、
一緒に子どもの成長を見守れるという
安心感は絶大なものです。
同時に、教育を先生に任せっきりにしないで
親が積極的に関われる環境もできているってことです。
子どもはそれぞれの立場の大人たちが
協力して育てていくものなんですね。
特に、息子がお気に入りの歴史の先生のプレゼンには
とても感動しました。
彼の授業スタイルは、
先生が一方的に教えるのではなく、
生徒たちにアウトプットさせるものです。
人前でプレゼンする機会を多くしています。
というのも、先生自身が高校生の時に
人前でプレゼンするのが苦手で、
とても恥ずかしい思いをしたからです。
生徒たちに同じ思いをして欲しくない!
そんな思いで、生徒たちには自分で調べて
それに対する自分の意見を
人前で堂々と言えるよう指導しています。
とにかく、どの先生も楽しそうです。
こんな先生方から学べるなんて、息子は幸せだなって感じます。
息子も高校の先生はいい先生ばかりだと、嬉しそうに話してくれます。
次の教室には10分で移動。
校舎が6つもあるので、移動も大変です。
10分間の間に、大勢の親たちがゾロゾロと教室移動する様は、
子どもたちもこんな感じで教室移動してるんだなと実感できます。
かなり離れている校舎もあって、
息子が移動で忙しいと言ってた意味がよく分かりました。
8つの教室を移動してお話を聞いていたら
あっという間に2時間半過ぎていました。
これからの4年間、
あの学校で、あの環境で、あの教室で、あの先生から学び、
子どもたちがどう成長していくのか?
想像するだけで、これから先がとても楽しみです♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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