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鬼節

 「鬼節」とは、広東語で(gwai2 jit3:グワァイ ジッ)。または盂蘭節(yu1 laan4 jit3:ユーランジッ)と言い、旧暦の7月15日です。

 昔からの言い伝えでは、旧暦7月はあの世の門が次第に開き、霊(お化け→ 鬼)たちが下界を徘徊し夜な夜な悪さをするから、この時季は夜の外出や結婚式などは控えるように・・・といわれています。

 今年は8月18日がその日にあたります。

 この時季になるとクーラーをつけていても寝苦しく盛り塩をしたら緩和したなどのような事がよくある私ですが、以前、不思議というかこんな滑稽な事もあったので書いてみようと思います。

 天気の良い土曜日でした。某大手企業さんの オフィス内装デザイン施工業務 を請け負っており午前中工事現場へと出掛けたので、ついでにランチをして帰ろうとホンハム(紅磡)へ移動し、OUTBACK(徳豊街沿いにあった路面店の時)に入りました。

 クリームパスタとアイスコーヒーをオーダー。

 「あー美味しかった」と食べ終え、買い物にAEON(吉之島)へ寄るとお財布の中の現金が少ない。「何故だ?」と想起を繰り返すと・・・

 ランチのテーブル会計時、8?ドルの伝票に500ドル札を置いたが、返ってきた二つ折り伝票フォルダーを開き、お釣りを取った記憶がコインしかない。そう財布の中は400ドル足りない。

 チップにしては多過ぎだろと思いながら、OUTBACKに戻ってみると「知らない」の一言。だわな。

 悔しいがこれは自分の不注意。とっとと家に帰ろうと歩き出し、黄埔花園を抜けた辺りで「あれ?お腹の調子がおかしい?でも食べたのはクリームパスタだし…」と歩くスピード上げたものの、佛光街で「あああああああ!トイレ~~~~~」

 この辺りは工業ビルエリアでしかも土曜の午後。借りれそうなトイレなし。冷や汗ダラダラ。意識を違う方に向けようと手をつねったりしながら何とか帰宅。

 その一週間前だかにタクシーの女性ドライバーが違う道を走り出したため車内で口論となり、頭にきて「停車!」と叫び、車を停めさせ警察を呼んだという騒動があったのが、ちょうどそのOUTBACKの真ん前。

 もしや悪戯された?
 まあ偶然?たまたまかも?ですが・・・


 東京のお盆の時にちょうど一時帰国し夜ホテルに戻り部屋に入った途端、突如息苦しくなり床に倒れ込み、フロントの人が救急車を呼び駆けつけてくれた頃にスーッと抜けるように「今のは何だったんだろう?」と正気に戻りました。あとで知ったのがそこの部屋で首吊り自殺があったそうです。

 こういうのって信じますか?
 実は、まだ他にも・・・もしまた気が向いたら書いてみようかな。

 と、お盆にまつわる話でした。




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