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「その復讐、お預かりします」原田ひ香
前回の「青い壺」の帯に書いていた作家さん
で選んだ本
「青い壺」がけっこう重たかったので、現代風なものをと思って読みました。
軽いものと言っても
復讐ですからね。
そんなに軽くはないわけで
復讐したいくらい、憎む
というのは恋愛かお金か地位か
といったことが上がってくるわけですが、その復讐のやり方が
いろいろ予想を越えてきて
面白い。
そのやり方の理由というのか、
最終的に生い立ちが関連している
訳なんだけど
人って辛い経験をした人ほど
優しくなれるのかもしれないな
と思った作品だった。
人生で復讐したくなるような
シュチュエーションに身を置かないのが幸せであるのかもしれないし、そんな時でも出会う人によって、その後の幸せを選ぶことができるかもしれない。
と思うことができる物語だった。
指針というか言葉というか
考え方というか
自分で選ぶことができることで、
もっと違った見方とか、自分の置かれてる状況とかを、自分で変えられるかもしれない。
と思うことができる作品でした。