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実は、せんとくん選定委員でした
奈良県のゆるキャラといえば、せんとくん。
せんとくんは、平城遷都1300年祭のキャラクターとして選定されたもので、私は、その選定委員の一人でした。
もう10年以上経つので、懐かしい思い出ですが、選定後の騒動には、正直驚きました。
あの委員会は、奈良を代表する芸術家である絹谷先生が委員長だったと記憶しています。委員には、有名なクリエーターの方、子供の頃憧れていた漫画家の方、観光の専門家、大学の先生などが一緒でした。
いくつかの候補案がパネルになってテーブルの上に並べてあり、その中から最もキャラクターに相応しいものを選ぶのが委員会の役割でした。その中でひときわ目立っていたのが、やはり、せんとくんでした。
でもやっぱりちょっと不気味さがあり、もう一つのかわいいキャラクターとの一騎打ちとなりました。
アニメになったり、漫画になったりした時、着ぐるみになった時などを想定したらどちらがいいのか、という議論もありました。(実際、せんとくんは着ぐるみとして活動するには、体の小さな女性しか中の人になれないそうです)
最後まで議論は紛糾しましたが、委員の中で最も発言力があったクリエータの方が、強くせんとくんを推され、結局、当時流行りの「キモかわいい」という言葉を共有して、せんとくんが選出されました。
ところが、せんとくんが発表されたあと、相応しくないという声が上がり、全国のワイドショーでも取り上げられるほどになりました。せんとくんを強く推していらしたクリエータの方からは、会社にファックスが届き、全国レベルでの話題を呼び起こしたせんとくんの選定は好機といったことが書かれていました。ファックスを受け取った私は、取材が来たらどうしようと思いながらも、クリエータの方というのは戦略的かつ前向きなのだな・・と思いました。
当時のニュースでは、奈良県の10%の人しかせんとくんを支持しておらず、まんとくんやなーむくんなど、第2、第3のキャラクターが提案され、せんとくんを認めないという動きが長らく続きました。
今や市民権を得た奈良のゆるキャラであるせんとくんだけど、2008年の発表当時、あまりにもキモいため市民団体が対抗鹿として考えた「まんとくん」、お坊さんたちが仏様に角をつけるとは何事か!ということで考え出された「なーむくん」の3大勢力の戦争が繰り広げられていたことを知る人は少ない。 pic.twitter.com/5zdbqi7ykU
— EXAM (@Examsystem116) June 13, 2020
しかし、時の流れの中でいろいろな調整があったようで、せんとくんは、2010年に奈良県に就職が決まったらしい。
今でも、奈良の至るところで、せんとくん、まんとくん、なーむくんの姿を見ることができるので、ぜひ、奈良歩きしながら探してみるのも面白いと思います。
なーむくんの御朱印もあるらしい・・
みんなのお寺
— ハナトリ (@GosyuinOmikuji) November 23, 2020
東向商店街にある十輪院のお寺。ビルの扉を開けるとすぐ目の前に御本尊が迎えてくださいます😊
御朱印とともになーむくん記念スタンプも。最近見ないけど、南都二六会関係のイベントでたまに活動中…など、いろいろお話していただきました😊#奈良 #仏像 #御朱印 pic.twitter.com/fiiyiI3Fk2
奈良のゆるキャラ、実はたくさんありますね・・。
おはようございますぅ〜♪
— nabedon♪#、 (@nabedon_306) June 14, 2016
全員…、じゃないけど集まりましたよ❣️
ライバル❓
そうそう
お互い認め合った友達だよ〜😍
「ブラなべどん♪#、」絶賛放言中(∀`)#奈良 #鹿 #せんとくん #まんとくん pic.twitter.com/DI7r2SSyn2