資材置き場1万円の理由
【説明とは読まれないものである。】
タイトルの答えは、最後までお読みいただければ分かります。
ここ、noteの様な場所は、元々「読む」ことが前提なので、冒頭の言葉はあてはまりません。
ですが、そうでない多くの場所では、最近の傾向と言えるのではないでしょうか?
「説明」を「文字」に置きかえるともっとよく分かります。
どれだけ一生懸命、分かりやすく書いても「読まれなかったら」相手に伝わる訳はありません。
最近、あまりにも同じ質問ばかり続くのでうんざりする出来事がありました。
私は、その時、「説明に書いてあるのに・・・」と思っていたので質問される意味を理解出来ていませんでした。
でも、異口同音に同じ質問が来ます。
なぜだーーーー????
と叫びたいくらい、同じ質問でうんざり。
そして、その答えが分かりました。
先日、「ぜひ、おススメしたいお話があるのでお時間をいただけませんか?」と一本の電話。
コロナで緊急事態宣言だし、会うのはなあ~と思っていたら、「ZOOMでお話出来ますか?」とのこと。
ZOOMなら気にせず、お話が出来るので承諾して電話を置く。
そして、ZOOMで話を聞く。
内容は知っていることと知らないけれど、私の会社には必要ないシステムでした。
だけど、ここで「気付き」をもらいました。
「お客様は読んでいない」という気付き。
説明を一生懸命書いても、最初の画面を開かないと説明文は読めない。
そして、多くのお客様は読まずにポチっと電話なり、メールをするということ。
なるほど!!
だから一生懸命、詳細な説明を書いても同じ質問が来るんだ!
お客様の行動
【お!不動産の土地、価格が安い、問い合わせてみよう】
恐らくこんな風な発想になり、連絡してみよう。となるのでしょう。
ここで、何故、こんなに価格が安いのか?
きっとそこが気になる人は、「この物件の詳細を見る」をポチっとクリックして次の画面に書いてある説明を読みます。
そういう人は、前述の人たちとは別の角度の質問です。
なるほどなあ。
今まで、様々な場所で「読まれないのが当たり前」と思え!
と言われてきました。
だけど、まさか不動産のようなものまでその傾向があるなんて!!
もちろん、しっかり説明まで読んで質問してくれる方もいます。
ですが、傾向としては圧倒的に「読まない」人の方が多いのです。
昨日のZOOMのお話は、私にとって非常に実りのあるものでした。
今まで以上に「人は文章を読まない」という事実を理解することを知ることが出来ました。
自分がいる環境が「読むのが当たり前」の場合、「読まないのが当たり前」の人の存在を忘れがちになる。
最初も書きましたが、ここnoteにいる人たちは、「読むのが当たり前」の人たち。
だから、文章をしっかり書くことが大事。
反対に「読まないのが当たり前」の人たちに対応する場合、どうしたら読まなくても伝わるか?を考える必要があります。
新たな宿題をもらった気分になり、昨日からずっとそのことについて考えています。
ある程度の自分なりの答えは出たので、今度は実践。
それでも同じ質問が続くようなら、それはそれ。
宿題はまだまだ続く。
ちなみにタイトル「資材置き場一万円の理由」は、接道がなく、建築不可だからです。