ディシディアファイナルファンタジーの話
アーケードゲームという分類でいくとスパ4の次にハマったゲームが「ディシディアファイナルファンタジー(DFFAC)」である。
きっかけ
2016年頃だったか、当時もゲーセンには通っていた。
ずっとプレイしていたスト4シリーズだが、ついに続編の「ストリートファイター5」が発売されるとのことでワクワクが止まらなかった。
「家庭用のみでアーケード展開は無し」
この情報には心底がっかりした。
ゲームは違えどまたゲーセンでワイワイ遊べると思っていたからだ。
ただ興味はあったのでプレイはしてみたが、当初はネットワークエラーが多発するような状態でまともにプレイしようという気には一切ならなかった。
アーケードで遊べるのであればもっとやっていたかも。
ブブ5:スト5でネットワークエラーが発生したときに「ブブッ」と鳴るのでネット上ではそう呼ばれていた。
そんな状況の中、同時期に稼働していたディシディアファイナルファンタジーをスト4勢に誘われてプレイし始めたのだった。
仕事帰りに寄れるという理由で「七条キング」でディシディアをプレイする日々が始まった。
俺たちのナナキン。
ディシディアの台数も多く毎日のように通ってた。本当にお世話になりました。
はじめてのチーム戦
今まで遊んでいた格闘ゲームとは違い、ディシディアは3vs3の対戦ゲームだ。
1人プレイの場合はソロ同士でマッチング。
3人パーティー(3バー)でプレイする場合はパーティー同士で対戦することになる。
同じ店舗でしかパーティープレイは出来ないので横並びで座って声を出しながら連携を取って戦うことになる。
格ゲーとは違い、自分のミスがパーティー全体のミスになるのである。
3vs3ということもあり最適な行動を毎回するのは非常に難しく、いかにミスを少なくしローリスクで立ち回れるかが大事なゲームだった。
ソロでやっていると全く知らない人とマッチングするのだが、当然マナーの悪いプレーヤーもいるわけで拒否チャされることも珍しくなかった。
拒否チャ:「断る」「拒否する」など、味方のチャットを拒否するチャットの総称。
味方に文句や暴言を言うと勝率が悪くなるとどこかで見たことがあるが確かにやられると萎えてしまう。
最後まで諦めなければ逆転することも珍しくないのに勿体ないことをしているなと思った。
僕は聖人なので拒否チャなど一切したことが無く、味方を信じてディシディアをプレイしていた。
プレイしているゲームセンターの名前は表示されるのでマナーの悪い行為は程々にしましょう…。
操作は簡単?
格ゲーと違い、コマンドを入れないと技が出ないということはなく、1ボタン+方向キーで技が出るので細かい操作は必要ない。
コントローラーもコンシューマー機に似た作りなので非常に馴染みやすかった。
なので格ゲーでは1キャラをひたすら練習して練度を上げる必要があったが、ディシディアでは立ち回りさえマスターしてしまえば、大抵のキャラは普通に動かせる。
上手い人はどのキャラ使っても上手いし、下手な人はどのキャラ使っても下手。
そんなゲームです。
ディシディアでは下記のタイプのキャラが存在する。
・ヘヴィー
名前の通りパワータイプの近接キャラ
・スピード
機動力を活かして相手を翻弄する近接キャラ
・シュート
後方から弾を撃って戦う遠距離キャラ
・ユニーク
特殊な条件で強化されるキャラ(近接も遠距離もこなせるキャラもいる)
初めての人にはシュートがオススメされるが、シュートばかり使ってると近接キャラの立ち回りを覚えれないのでいろいろなキャラ触りましょう。
キャラがカッコいい
このゲームの魅力の1つとしてとにかくキャラがカッコいいのである。
コーエーテクモ開発なだけあってキャラビジュは別格の完成度だった。(スト5比)
みんな大好きセフィロス。
追加されるのが決まった時、カッコ良すぎてションベン漏らした。
しかも追加当初はぶっ壊れ性能してましたね。
全キャラ異常なまでの作り込みだったのでどのキャラ使っても本当に楽しかった。
キャラが魅力的なのもあってか若いプレイヤーも多かった。
BGMもカッコいい
ディシディアでは戦闘中の曲を好きに選ぶことができる。
FFシリーズの曲がディシディアの為にアレンジされていて、どの曲も非常にカッコ良かった。
サントラは今でもたまに聴いてます。
特に好きなのは
「戦闘シーンA」(FF2)
「巨人のダンジョン」(FF4)
「WIN」という名の麻薬
ディシディアでは相手チームのライフを3つ減らせば勝利である。
HP攻撃と呼ばれる、いわゆる必殺技を当てれば相手キャラのHPを削ることができ、HPを0にすると相手チームのライフを一つ減らすことが出来る。
倒されたキャラはしばらくして復活できるが復活するまでの間は2vs3の状況になるので不利な展開となる。
そして勝利した瞬間、画面上に「WIN」と表示される。
画像では伝わりにくいかもしれないがコレが本当に気持ちイイのである。
特に自分で最後のHP攻撃を決めたときは別格の気持ち良さ。
脳みそから汁がドバドバと分泌されるのを感じることが出来る。
これを合法麻薬と呼び、狂ったようにディシディアをプレイしていた。
完全な薬物中毒者である。
皆さんもぜひ一度は体験してみて欲しい。
パーティープレイの醍醐味
3vs3の対戦ゲームということもあり、仲間との連携が最も重要である。
どんなに上手い人でも1vs2の状況になるとほぼ勝てないと言っても過言では無い。
例えば自分が1vs2の状況で攻められている場面では味方が2vs1で相手を攻めているということになる。
1vs2の状況を無傷で乗り切り、味方が2vs1で相手にダメージを与えればチームとして有利になる訳だ。
ダメージを取りに行くより、相手の攻めから逃げることがチームに貢献することになる場面が多々発生する。
漫画「ワールドトリガー」はディシディア上達の為に描かれたと言っても良いぐらいの作品です。おもろいので読んでね。
「自分にやれることをやるんだ」
チームの編成はセオリーとして近接2キャラと遠距離1キャラの構成が連携も取りやすく安定して戦える。
ヘヴィ3キャラ構成とかをたまにやるとめちゃくちゃおもろい。
勝てないけど。
「○○倒せる」
「ダウンしたからちょっと引き気味で」
など、ソロでは伝えにくいことを意思疎通しながら勝ちを取りに行くのが難しくもあり楽しい点だった。
格ゲーと同様に接戦で勝利すれば喜び、やらかしまくった時は煽り合う
それが楽しかった。
もちろんパーティーでの「WIN」も格別だった。
動画を残せる環境を作ってくれてる店舗があったのでたまに動画撮ってました。観てね。
約2年ほどプレイ
2016〜2018年は仕事帰りにゲーセンに寄り毎日のようにディシディアをプレイしていた。
しかし生活環境の変化で2018年以降は徐々にプレイしなくなっていた。
最終戦績。
勝率50%以上を維持できたから上出来。
そんなディシディアも今年の4月でサービス終了とのこと。
大好きだったゲームが終わっていくのは寂しいね。
サービス終了までにもう一回ぐらいはプレイしときたい。
家庭用は残念ながら流行ってないけどこれからもプレイできるので、興味を持った人はぜひやってみて下さい。
マジでおもろいので、自信を持ってオススメします。
またみんなと一緒にゲームできる日々が来ることを待ち望んでます。