レバーレスコントローラーを自作した話。
スト6が楽しみすぎたのでレバーレスコントローラーを自作しました。
普段はAFGさんに作成頂いたレバーレスを使用していますが、スト6からオフ対戦の場が増えそうなので持ち運び重視の小さいレバーレスを作成することに。
出来るだけめんどくさい作業を省くのを念頭において構想スタート。
今はアケコン用の基盤が売っているので自作のハードルは下がってる感じですね。
初期イメージ
<サイズ>
大体A4サイズぐらいをイメージ。厚みを出来るだけ抑える。
<色>
緑が好きなので思い切ってメタリックグリーンに塗装しようかと考えてたが、調べると塗装はめんどくさそうなので今回は断念。
持ち運ぶことを想定しているので指紋などが目立たないことを意識。
<基盤>
Brook のUFBが全てにおいて楽そうなので、これに決定。
<ボタン>
厚みを抑えたいのでパンクワークショップのボタン1択。他にいいのあれば教えて下さい。
<ボタン配置>
側面にボタンを付けてもいいが、トレモのリスタートなど良く押すボタンが側面にあると地味にしんどいので全て天板に配置する。
スト6では、弱中強PKの6ボタン以外にも5ボタン別で設定できるみたいなので攻撃ボタンの近くに3ボタン追加して配置する。
<ケース素材>
ケースの素材は安くて軽いアクリル板に。
天板は強度が欲しかったのでカーボンで作ることにした。
<開閉機構>
メンテしやすいように簡単に開閉できるようにする。
パンクワークショップのコントローラーを参考にマグネットで開閉できるように。
図面作成
家のPCにちゃんとしたCADなんて入っていないのでフリーで使えるFusion360で図面作成。
3DCAD使ったことある人ならそこまで苦労せずに描けると思います。
天板はこんな感じ。
レバーレスのボタン配置寸法図が探したけどあんまり出てこなくて少し苦戦…。
ネジ式のボタンを使用する場合はボタン同士の間隔は要注意です。
ボタンを止めるリングがボタン径より大きいので間隔狭いと付けれなくなります。
ボタンの図面要チェック!
必要部材 準備
とりあえずネットで買える物はまとめて注文。
あとは大阪の日本橋まで行っていろいろと調達してきました。
基盤
・Brook UFB
・Brook基盤用の配線
・USBケーブル_タイプAオス-タイプBオス
ボタン
・パンクワークショップボタン ネジ式 30mm1コ 24mm17コ
※ロープロファイルのスイッチ(薄いタイプ)間違えないように注意
・Cherry MXロープロファイル銀軸
※元は赤軸が付いているので銀軸に交換
ケース
・天板 カーボン
・側面 底板 アクリル板
・支柱 アルミフレーム
・開閉用 ネオジム磁石+受座
・開閉用 手回しネジ
ケースについて
穴あけの工具が無いので加工含めて注文。
加工できる環境があれば板材だけ購入した方が安く済みます。
天板はカーボンラボで注文。図面データ送れば見積もり貰えます。
納期は20日~30日ぐらい。
側面、底板のアクリル板ははざい屋で注文。
こちらはサイト内で寸法指定できるので図面データ作成は不要。
ただ事前に設計ミスが無いかは確認しておきましょう。
こっちは納期1週間ぐらい。
支柱のアルミフレームはここから買いました。
短い長さのアルミフレーム買えるところが中々見つからなくて苦労。https://ssl.nic-direct.jp/
ねじは日本橋のナニワネジで購入してきました。
極低頭ねじいろんな種類あって助かりました。
その他
・工具関係
組立
部材が揃ったので組み立てていきましょう。
側面と天板はアルミフレームで固定。
底板は2箇所をマグネット、もう2箇所を手回しネジで固定。
トラブル
ねじ式のボタンを購入していたのですが、ボタンを締め付けるリングの精度がばらついているようで、締めこめないのがいくつか混ざっていました。
予備のボタンは買ってなかったので、追加購入するハメに…。
購入の際はご注意ください。
配線ですが、Brookの配線セットを買っていたので繋ぐだけだったんですが、できるだけ薄くなるように設計したので配線が嵩張って収まりませんでした…。
ということで、電線とファストン端子買いに行って対応しました。
完成
なんだかんだありましたが無事に完成しました。
所感
作成期間としては大体2か月ぐらいでした。
めんどくさい作業はできるだけ無いようにということでしたが、いろいろトラブルもあり結局めちゃくちゃめんどくさかったです。
費用としてはざっくり6万~ぐらい掛かってます。
ちゃんと作ろうとすると金も時間もかかるので覚悟のある人だけやってください。
結局、既製品買うかオーダーメイドで作成してもらうのが楽
ただ、やっぱり自分で作ると愛着も沸いて格ゲープレイするのが楽しいですね。
こういう楽しみ方ができるのも格ゲーの良さかもしれません。
では良いスト6ライフを!
※2024/2/29追記 ケース図面関係
天板以外の寸法も残しておきます。
●側面(短辺側 ×2個)
●側面(長辺側、USBケーブル通す方
●側面(長辺側
●底面