転職後の就労ビザ更新無理かもしれない...その4
今日は2023年2月11日。
最初は、運悪く、優しくない担当者に当たってしまった、と思っていたのだけれど、調べていくうちに自分の置かれている立場がだんだんとわかってきた。
今の私の滞在許可証更新が滞っているのは書類の不備。
それは、転職先の雇用者が発行したAuthorisation de travail(労働許可証)
だ。
そして、その労働許可証は、雇用主がサインして勝手に作れるものではなく、DIRECCTEという組織に申請し、労働許可証の拒否、可の結果でAuthorisation de travailの許可が出るかどうかが決まる。
2021年3月31日時点で外国人従業員が雇用主を変更したい場合は、新しい雇用主に雇用される前に、新しい労働許可を事前申請する必要があったのに、私はそれを知らず、新しい雇用先の雇用者も知らず、2年働いてしまっている。
それが今回の一番の問題。
そして、2021年4月6日からこれらのAuthorisation de travailはオンラインで雇用主が申請できるようになっていた(ことも知らなかった。)
このAuthorisation de travailが厄介なのは、フランスで人手不足の業界の職種であれば、許可が降りる可能性が大なのだけど、人気の職種だったり、特に人手不足でもない職種に対しては拒否される可能性が非常に高い。なぜなら、ここはフランス。もちろんフランス人の雇用を守るためだ。
Authorisation de travailが出るためには、なぜフランス人ではなく日本人、○○人を雇う必要があるのかという明確な理由がなくてはならない。
その理由の一つとして、pôle emploi(日本でいうハローワーク)などの一般の求人募集に3週間ほど求人を出したが、フランス人は誰もこなかった。という証明が必要だったりする。
その過程を知らずに、私の滞在許可証のタイトルには職業の限定はされておらず、salariéとだけ書かれていたので、勝手に私がどこに転職してもいいんだ!と思い、Authorisation de travailのこともろくに調べす、レストランのアシスタントマネージャーとして取ったVisaを勝手に今のマッサージの仕事、そう、職種まで変えてしまった。
そりゃ、滞在許可証更新で引っかかるよね。
やっぱり、フランスにとって私は外国人、
外国人が勝手に自分たちのテリトリーで好き勝手やってるんじゃねえよ!って言われている気分だ。
先日、マッサージサロンの同僚のお友達に弁護士さんがいるとのことで、
私の置かれている状況を軽く話してみるね、と言ってくれた。そして、連絡が取れたみたいでメッセージに書くのは難しいから後ほど口頭で話すね、と。メッセージでは、【去年あたりに法律が変わったみたいです。】と。
そのメッセージを元に、先ほど Modifications de la loi de 2023 pour les travailleurs étranger/2023年外国人労働者の法律変更とググって知った事実が上記のことだったってことです。
↑のサイトはボルドーの弁護士さんの書いているブログです。