Stuck & Abandoned...
2005年3月2日の日記。
米国ヴァージニア州の片隅にある日系企業の現地法人で、日本人駐在員である「ぼす」の元、秘書兼通訳兼「やっかいごと よろず引き受け業」的な何でも屋さんとしてお仕事をしていた頃のお話。
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まんまと路肩に突っ込んで、その場に置き去りにされてしまった哀れな「ぽんこつ」君のその後である。(前回のお話はこちらから↓↓↓)
一夜にして一面銀世界に変わってしまったことへの驚きからか案外あっさりトラブルを切り抜けられた嬉しさからか或いはただたんに非日常的な出来事に遭遇してアドレナリン放出大サービス中なだけなのかは不明だが、とにかく会社についてもテンションがちっとも下がらない状態で。
廊下でオフィスでキッチンで「おはよう」の挨拶を交わすたび、「実はさぁ…」なんて感じで今朝の「ぽんこつ」君の話を繰り返し繰り返し喋りまくっていたワタシである。
"My car got stuck, and I abandoned it..."
(車がハマっちゃってさ、そのまま置き去りにしてきちゃった...)
そんな風に本日何度目かの「ぽんこつ」君置き去り事件の説明をしていた訳だが同僚の一言でワタシの笑顔は一瞬にして消え去ることとなる。
"You know, if you leave your car there, the police will tow it, and they could impound it"
(そのままにしとくと警察に牽引されて、下手すると押収されちゃうよ?)
え?
"...once impounded, you got to pay a huge sum of fine to get it released."
(押収されちゃった車取り返すにはさ、すご───くたくさん罰金払う羽目になるよ)
Re, REALLY????????
「雪がとけるまで放置」作戦が使えないどころか、ば、罰金ですか…。
ほんのさっきまで高かったはずのテンションはいっきにしぼみ、呆然と立ち尽くすことしかできなかったワタシである。
<つづく>
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