アップデートできるのだ、ビジョンがあれば。
「そうだ、アップデートだ。」その言葉は、急に私の心臓に飛び込んできた。そんな言葉、とっくに知っていたのに。日常的に使っていたのに。
その言葉が私を捉えたのは、昨日見たabemaTV「徹の部屋」視聴中のこと。
幻冬舎社長の見城徹さんがMCというよりは、ホストになって、ゲストとトークをするもの。昨日(1月28日)のゲストは、家入一真さん(CAMPFIRE代表)と、ゆうこす(モテクリエイター)。途中から、幻冬舎の編集者、箕輪さんと設楽さんが加わって、どう見ても「見城さんの部屋」で自由に話している雰囲気がとても楽しかった。
見城さんと家入さんと言えば最近、幻冬舎とCAMPFIREで共同出資会社「エクソダス」を発表したのが記憶に新しい。
ぼーっとyahooニュースを眺めながら、「これはすごいことかもしれない」と漠然と感じたのを覚えている。
CAMPFIREでいえば最近、BEAMSのローカルプロジェクトと組んだのも衝撃だった。
クラウドファンディングのことは知っていたし、今勤めている会社で使用したこともあった。
ただ、最初のイメージは、リターンがあるものの、やっぱり善意から成り立つ「寄付」と同じような印象を受けていて、お金がない人やプロジェクトなど、どちらかと言えば、社会貢献的な色の強いものを「善意」から応援するというイメージだった。
今もその側面は強いし、重要だ。でも、今は、もっともっと、たくさんの面がある。コミュニティを作ること、マーケティングをすること、宣伝をすること、お金を手に入れる時期をちょっと前にずらすこと。
そして、個人や、スタートアップだけでなく、有名な企業がこの仕組みを活用するという動きに、何かが変わるのを強く感じた。
クラウドファンディングの意義や活用法などは、西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」や、家入一真さんの「なめかなお金がめぐる社会。」を読んでいただければ詳しく分かるので、説明はそちらにお任せしてしまおう。
番組の話に戻ると、その中で、出た言葉が「出版をアップデートしたい。」だった。(こんなに衝撃を受けたにもかかわらず、誰の発言だったか曖昧なのが情けないけど…)
今の社会には、様々な価値観が交差している。例えば、物を欲しがる人たちと、物に価値を見いださない人たちがいる。お金よりも繋がりや体験などに豊かさを感じる人がいる。「マス」で有名なあの人よりも、私が大好きなあの人を応援したい。
様々な価値観は、ごちゃ混ぜに入り交じっているように見えて、過渡期なのではないかと思ている。今はそのグラデーションの真ん中だ。
そんな中で、仕事でも、物を売るのでも、エンタメでも、今までの仕組みは窮屈で、歪みが生じていて、贅肉が付いていて、正しいと思えなくなっていることもいっぱいある。だから今、アップデートする必要があるのだ。
新しく芽生えつつある価値観。その中でもがいていても苦しい。中身=価値観が変わったんだから、その外側も、アップデートしていくことが今求められているんだ。
そして、そんな動きはいたるところで始まっている。
もし、CAMPFIREがアップデートに着手したのが出版ではなく映画とか、映像業界だったら、私はすごく嫉妬しただろう。
これからの映像を考えたい…そう思って始めたnoteだけど、必要なのはアップデートすることなんじゃないかな。
「私は映画を、テレビを、映像コンテンツをアップデートしたい。」そんなことを大声で叫ぶのにはまだいろんな物が足りていないけど、ここで小さく書き留めておくくらいはしなくてはいけないと思い、このnoteを書いた。
もっと勉強しよう。もっと人と会おう。そうしていつか、アップデートの真ん中でもがく自分になっていたい。
(そして、アップデートするときに絶対に必要になってくるお金。ここの仕組みをアップデートできるCAMPFIREはやっぱり魅力的だ。)
※トップ画像はhaniho_kumさん。暖かみを感じて優しい気持ちになったので選びました.