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説明できたらアートじゃないとか言ってた画家いたよね

あんまりさぁ作品やコンセプトやアートそのものに対して意義や意味を作りたくはないし、それっぽい事を話すのも好きではないんだけど
私の展示会って基本タッチokにしてるのね
傷がついたら大変だとか売り物なのに買わない人がベタベタ触ったらどうとかよく言われてたけど
それより大事にしたかったのは
その作品を見てもらうより触れた時の感触を味わってもらう事だったんだよね。
せっかくの展示会、視覚情報に依存しない多層的な感覚体験ができるわけで。
特に私の作ってるものって砂のざらつき、レジンの滑らかな質感、岩のごつごつとした表面とか触覚に訴えるテクスチャが作品の核を成していて、それがこだわりでもあるし。
「まずは触ってください!」と声かけしてる。
絵の鑑賞って視覚から脳に伝達されて自分が持っている語彙で形となるわけだけども
この触覚的アプローチは視覚に制約がある人や小こき子ども達が作品の持つ質感をダイレクトに感じられるし、なんかもっと「わ!つるつる!」とか「もりあがってる!これなに?!」みたいにシンプルでいいじゃん、みんなが楽しめる方がいいじゃんって思うんだよ。(少なくとも私の作品はね)

かくいう私は印象派によくある 「あとはアンタに委ねたで!」みたいな鑑賞側に丸投げしてくるタイプの画家が好きだしシュルレアリスムを勝手に考察するのも好き。

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