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ハワイの学校教育

こんにちは。
今日は日本生まれ日本育ちの私が、ハワイの学校教育で「へぇ〜なるほどねぇ〜」って思ったことを書こうと思います。

よく子供の教育目的でハワイへ移住する方がいますが、一応事前にお伝えしますと、私は日本教育に対してマイナスなイメージは持っていません。逆にハワイの現地公立小学校に子供らを通わせてマイナスに感じたことも今のところありません。

私自身、違いを知ってフラットな状態で受け入れることが苦ではないので(郷に入っては郷に従え的な)、子供達にはハワイの学校、日本の学校それぞれを体験してほしいなぁって思ってます。

でもやっぱり「日本と違うなー」って思う部分はあるので、今回は私がハワイで子供を現地学校に通わせている中で、日本教育と違うなって感じた部分を紹介しようと思います。
これから子連れでいきなりハワイに移住・駐在する方の参考になれば。

※なお、文章中に「ハワイの学校では」と書いていますが、私が知っているのはあくまで我が子らが通っている学校を対象としてますので、必ずすべてのハワイの学校がそうというわけではないです。毎回「我が子が通うハワイの学校」っていうと長いのでこう書いてますが、その点ご留意いただければと思います。


1、学校の違いが大きい

日本と違うなーって最初に感じたのはここですね。
公立・私立でカリキュラムに違いがあるのはわかりますが、ハワイは同じ公立の中でも差があります。
私は神奈川県出身で高校まで公立校に通っていました。高校は受験があるのでレベルの差があるのはわかりますが、ハワイは小学校からこのレベルの差が存在します。
なので、よりよい公立校に入れるため、親はその学区に引越します。ランキングサイトなどが無数にあり、現在我が子らが通っている公立小学校はホノルル市内だとトップ5に入る良いと言われている学校です。
ハワイにはGE申請といって、学区外の学校に通えるように申請を出すことが出来るのですが、倍率の高い抽選の中、最初に息子が見事入ることが出来ました。その後兄弟枠で娘も今年入学。
(このGE申請気になる方いると思うのでまた別記事で書きますね)
しかし、この申請の効果は小学校までなので、引き続き良い学区の中学校・高校に進学するためには、都度GE申請をするか、学区内に引越しをしなければなりません。
我が家も学区内に引越ししたくていい賃貸がないか探すんですが、GE申請の倍率もさることながら、賃貸でさえ倍率がやばい。笑
比較的安めの家賃で物件が掲載されたら、掲載3日目にして問い合わせ70件越えとかです。笑 
親みんな必死だなーって実感する。笑

ところで公立小学校で違いって何よ?って思いますが、他のランキング下位の学校では、生徒同士の物を盗った盗らない問題に先生が介入してくれない、授業が進まないとかがあるそうです。学校としてのイベントや、勉強以外の授業がないとか?
我が子らの学校しか知りませんが、野菜や花を育ててみたり、高学年だとプログラミングしてロボット作ってみたりとか、放課後にいろんなスポーツ・音楽・科学のクラブ(有料)があったり?いろいろあります。
日本の画一的な学校教育ではないので、小学校からどこに通わすべきか考える必要があります。

ちなみに我が家の場合、学区は違うけど徒歩圏内にそのランク上位の小学校があったので、まわりから学区の小学校良くないよって聞いたのもあってとりあえず入れてみようってのでGE申請しました。笑
なのでしっかりリサーチをしたわけではない。笑

2、先生によっても違う

ハワイの小学校は、キンダーガーデン(年長)→小学校1〜5年生の6年間が小学校です。
現在はあんまり他クラスのことは聞いてない(むしろ慣れてわざわざ聞かない笑)のでわかりませんが、息子の入学初年度、キンダーガーデン(以下キンダー)の時、先生による違いに驚きました。
同じキンダーの他クラスのママに聞いたところ、他の先生のクラスでは毎日宿題が出る、毎日クラスの様子を写真付きでメールで教えてくれる、とかあったんですが、我が息子の先生は宿題も写真共有も一切なし。
学校で何をしてるのか謎でした。笑
そして連絡をもらうのは息子が何かをやらかした時だけ。
その担任の先生は何か子供がやらかすと鬼電かかってくるよって言われてたんですが、マジでそうでした。
他の子を押して倒した、女の子の髪を引っ張ったとかいろいろ。。。
息子には保育園から一緒の悪友がいるんですが、たまたまキンダーも同じクラスで、2人でいろいろやらかして鬼電もらいまくり。。。笑
私自身小学校の時に先生に「(いろんな意味で)1番ではないけど2番にはいます」という意味深発言を親が言われているので、息子も同じだなぁと血の繋がりを感じてます。1人ならやらないけど、仲間がいると2番手にはやらかしてる的な。笑
まぁ小学生のうちは存分に暴れてもらっていいかな、と。まだ叱れるし。高校くらいで落ちついてくれれば。。。笑

3、新学期準備が大変なのは一緒

日本の新学期準備、特に小学校入学時はおはじき1つ1つに名前を記入するという苦行が有名ですね。アメリカはそうゆうおはじきセット購入とかないらしいしラッキー!って思ってましたけどそうでもありませんでした。笑
なぜ4セットもいるのかわかりませんがクレヨン1本1本に名前書き。24本入り×4箱=96本名前書き。笑
それに留まらず色々用意しなきゃいけないんですが、いかんせん英語でのリスト。そんな文房具1つ1つの種類の英語なんて知りません。旦那に聞いても大昔でしかも州も違いますし、結局検索して画像だして確認して探してっていう。
しかも物流の弱いハワイ、新学期準備時期になると争奪戦です。店舗行ったら売り切れ、もしくはまだ入荷されてないとか。じゃあ面倒だしAmazonでってなると、今度はアメリカ全土での争奪戦になったりで、かつクリスマス同様に配送遅延かかって間に合わなかったり。
1年目で悲惨な目にあったので(一体何店舗ハシゴしたんだろう)、現在は2ヶ月前には手配を開始するようになりました。笑

4、教科書がない

これねー。これが1番の違いであり、公立小学校でも差が出る要因だと思います。
日本は認可教科書を使うことが義務なので、先生による進め方の違いはあれど、教科書に即して進めていくので、画一的な教育になると思います。
ですが、アメリカはそもそも教科書がない。先生達が踏襲すべきカリキュラムはあるらしいですが、それを達成するためにどのようなアプローチをするのかは先生次第です。
現在息子は小学校入学してから3年目、今年娘が入学して1年目ですが、1年間すべてプリントだった先生もいれば、算数だけテキストを利用してる先生、リーディングのテキストだけ使ってる先生、様々です。
毎日プリント1枚宿題を出す先生もいれば、1週間分まとめて出して翌週提出の先生もいます。

ちなみにちょっとここで我が息子の悪ガキ具合を。
息子は宿題が大嫌いで(全世界共通かw)、1枚ずつプリントを出されていた時、毎日でるわけではないことを利用し「今日は宿題ないよ」と空の連絡ファイルを私に見せていたんです。そしたら先生から「最近宿題が提出されていません」とメールが。おいおいどうゆうこと?と息子を取り調べした結果、ファイルに入れられた宿題プリントをリュックの背面ポケットへ移動→空のファイルを私に見せる→家で私が見ていないタイミングを見計らって蓋つきのゴミ箱へ捨てる、ということをしでかしていました。笑
むしろ頭いいなこいつ、って感心してしまった。まぁ鬼のごとく叱りましたけど。笑
その頭の良さを勉強に使えよっていう。

5、他学年との交流が多い

小学校の時、他学年と一緒に何かをするってことなかった気がするんですが(運動会くらい?でもチーム分けくらいで一緒の種目とかはなかった気がする)、子供らが通っている小学校は、結構他学年との交流があります。なので他学年の友達が多い。
まだ2人とも低学年なんですが、低学年の子には高学年の子のReading Buddyという制度があり、定期的に高学年の子が低学年の子のお世話をしている様子。
本を一緒に読んであげたりとか?
うちの子供らは恐ろしく人見知りをしない子達なので、爆発的に友達というか知り合いが増えました。あからさまに高学年の子なのに向こうの子から「◯◯(名前), good bye see you tomorrow!」と帰る時に言われてたり。なんだったら他の子のママさんとうちの子が仲良くなってて「Hi you are ◯◯’s mom right?」と他ママさんに私が話しかけられて「え、どちら様!?」みたいな。笑
子供らはすごい社交性がありますが、私は人見知りなので毎回こうゆう時ドギマギしております。笑
日本は学年ごとが多いですが、ハワイは学年を越えての交流が多いから、だからこそ「年齢による区別」が文化的になくなってるのかな、と感じます。相手が高学年でも仲良くなって、英語に敬語とかもないし普通に名前呼び捨てで友達として話してる。これも文化的な大きな違いだなって感じます。

6、運動会はないけど意外とイベントが多い

アメリカの学校には運動会も体育祭も文化祭もない、部活動も入る人が少ないと聞いて(イベントといえば高校卒業時のプロムくらい?)「そんなん何を楽しみに学校に通うの!?」と私は思っておりました。
が。実際に子供が小学校に上がって気がついた。ハワイの小学校イベントめちゃ多い。笑
これ次の項目に関わってくるんですけど、学校への政府からの補助金が少ないからか、寄付を集めるためも相まってイベントが多いんですよね。
みんなで走りましょうイベントとか、ハロウィンイベントとか、ジンジャーブレッド作りとかなんか親が一緒に参加するイベントがあります。
もちろん必須ではないので参加しないという選択肢もあるんですが、他の子達のパパママは参加してくれるのに自分の親だけ来てくれない。。。って授業参観に来てくれない的な。笑
悲しませたくないので結局行くっていう。走りましょうイベント行ってBubble Run(上からめっちゃ泡がふってくるやつ)で、全身べちゃべちゃになる羽目にあったり。笑
地味にイベントが多く「日本と変わらないな」感はあります。

7、Donation(寄付金)募集が日常茶飯事

上のイベントと合わせて、寄付募集が年間通してめっちゃあります。近隣のお店の割引が効くカードを購入するとか、クッキーとか購入して一部学校への寄付金にするとか、クジ的なのを購入して選ばれた人は賞品もらえるとか。
息子入学初年度、そうゆうDonationがあるってのは知ってたんですが、どれだけの頻度でどれくらいお金をかけるのかなど知らず、学校のためにもある程度はしないとな、と現地人化してる私でもこんな時だけ真面目な日本人な私が出てきちゃいまして。初回で$100以上寄付して、当分ないだろって思ったら2回目が来て、これで終わりかなって思い寄付し、その後2-3ヶ月毎に寄付金募集が来て、「え、そんなあんの!?」って驚愕。
しかも子供が持ち帰ってくる封筒に「Open Immediately(すぐ開けて)」とか書かれてて「なに!?」って開けたら寄付金募集とか。笑
学校運営が大変なのはわかりますが、公立でも金かかるな。。。と。もちろん義務じゃないので無視も出来ますが、お世話になってるし。。。と思うあたり私日本人だなって思います。笑
(まぁ息子が悪ガキなので迷惑かけてるお詫びの気持ちも強い笑)

8、校長先生がめっちゃ出てくる

日本の小学校で校長先生って、どんな印象がありますか?
私の中では、節目の時(入学式・始業式・終業式・卒業式)とかに「なんか壇上で長く話してる偉い人」といった印象だけでした。直接話をする機会なんてない。「校長室」にいつもいるけど何してんだろ?的な。笑

ハワイの学校は、入学式も始業式も終業式もありません。卒業式はあるのかな、、、まだ経験ないので存じ上げないのですが。なので校長先生を見る機会なんてゼロかと思いきや。
息子が入学した初年度、校長先生が毎朝学校前の十字路で、コーヒーマグ片手に交通整備してました。驚き。笑 
校長先生って学校で1番偉い人では?その偉い人が毎朝雑用みたいなことやってんの?という衝撃。
ハワイの小学校では、定期的に服装指定の面白Weekがあるんですが(パジャマDayとかWicky Hair Dayとか)、校長先生、率先してやってます。王様みたいな赤いマント着てたり、ガチのパジャマ姿だったり,
グリンチになってたり。笑
さらに学校のイベントでは、フェンス越しに校長先生を的にして水風船ぶつけるゲームがあったり。校長先生に水風船投げつけるって!どんなゲームだよ!?と初めて見た時の衝撃よ。笑

日本の校長先生より、よく挨拶する機会があるし、密接に関わるわけではないしフレンドリーというわけではないですが、身近な印象を受けました。体も張ってるし。笑

あと、「悪いことをすると校長室送り」というのは日本にもありますが(私のイメージだと中学高校でのイメージですが)、この「悪いこと」のレベルが日本とハワイで大きな差を感じます。日本で「校長室送り」っていったらとんでもない悪いことをしでかして停学とかそうゆうレベルをイメージしますが、ハワイの場合は普段の悪いから1段階上の悪い、程度で「校長室送り」にされます。
というのも、現在小学校3年目の息子ですが、これまで3回校長室送りになっております(年1ペース。ほんとやめて)。初めて息子が校長室送りになった日、そのことを息子本人からお迎えの時に聞きました。「The teacher sent me to the Principal Room today(今日先生が僕を校長室に送ったんだ)」と最初聞いた時の私は「えぇ!?どんな悪いことしたの!!」となりましたが、内容を聞くと、確かに悪いことだけど停学とかそうゆうレベルじゃないことでした。
これまで校長室送りにされた3回の内容を見返してみると、「犯罪につながる」ことをすると送られる印象です。「犯罪」っていうとすごい悪い内容っぽいですが、「友達をパンチした(相手は怪我してない)」「Kill、Shootといった言葉を使った」「先生の机からお菓子を盗んだ」といった程度の内容です。だけど厳密には刑法で処罰を受けるような内容(暴行、脅迫、万引・窃盗)。
ちゃんと悪いことの中でもしっかりレベルを分けて、叱る人を分けて行ってくれるのはいいな、と感じています。まぁ年1ペースでやらかす息子に思うところはありますけど。。。

9、PTAが強制・持ち回り制ではない

これ、すごい大きな違いですよね。文化の違いが1番出ている気がします。

PTAといえばやらなければいけないけどやりたくない、避けたいけど避けにくい親の苦行第1位かと思います(偏見かな?私の日本在住の友達はやっている人が多く、大変な苦労話をよく聞かせてくれます。笑)。

ですが、ハワイの学校では、もちろんPTAのスタッフ募集は毎年年始にやっていますが、強制とか持ち回り制ではありません。「ボランティアやりたい人はここに連絡してね!」といった具合。
もともとボランティアなどの奉仕活動をすることをすごい評価する文化のあるアメリカ。日本の志望動機書とかに「ボランティア・奉仕活動」項目があるけどさして重要ではないですが、アメリカではこれすごい重要になるようで、小さい頃からボランティアをさせられているらしいアメリカ人、奉仕精神豊富な人が一定数いらっしゃる様子。「スタッフの人数が足りないからどなたかいませんか」といったお知らせをもらったことがほぼありません。
毎度イベントごとにボランティアを募集しており、それもみんな率先して参加している。私はさすがにまったくやらないのもどうだろうと、やっぱり日本人的な私が顔を出してごくごく簡単な片付けのボランティアとかは参加しています。が、みんな「イヤイヤやってる」感はゼロです。この文化すごい。
この違いって、根底に「自分から発言する」ことに対するハードルの低さの違いかな、って思います。日本は自分から「やります!」っていうスタンスだとなぜか(特に大人になると)ネガティブな印象で悪目立ちしますけど、アメリカはそれが標準なので、「ちょっとやってみようかな」っていう程度で立候補しやすい。ハードルが低いのが大きいと思うんですよね。
出る杭は打たれるというのがない。この文化はすごいいいな、と感じます。

10、番外編:先生の仲裁の仕方

さて、ここまで学校全体について列挙してきましたが、ここで1つ番外編。先生の仲裁の仕方について。
これは学校・先生によって違うと思うので一般的にそうなのかはわかりませんが、私が体験したことをご紹介します。
息子には違うクラスでもいつもつるむ悪友が3人います。うち2人は毎朝学校で朝食をうちの息子と食べているのですが(あ、そうか、有料で学校で朝食食べれるんですよ。これも日本と大きな違いですね)、ある日、たまたま私がトイレに行って戻ってくると、毎朝一緒の悪友2人はいなくなり、息子だけでした。まぁいつもベルがなると走っていなくなる2人だし、テーブルには他の友達もいたので気にしなかったのですが。
学校大好きな息子が突然「帰りたい」と。そして泣き出しました。理由を聞いても「言いたくない、でも教室には行きたくない。帰りたい」と。私がトイレで席を外した数分の間にどうした何があった?
教室に行かなければいけない2回目のベルがなっても私にしがみついて泣いて離れない息子。
朝食の時間にカフェテリアの監督をしている先生が息子の異常に気づき、「どうしたの?」と。先生が「他の友達も関わってる?」と聞くと「うん。」と息子。
先生は相手のいつもの悪友2人の名前とクラスを聞くと、オフィスに来るように他のスタッフに伝え、「オフィスにまずは行きましょう」と。
普段こんな様子にはならない息子、さすがに先生に任せていいのかと逡巡していると「ママも一緒にいらっしゃい」と言ってくれました。
オフィスの会議室みたいなところで待っていると、例の2人が登場。
辛抱強く先生は息子から何が起こったか聞き出しました。
どうやらその2人の友達が、息子にむかって「You are not my best friend」と言ったそう。冗談だったようですが、真剣に捉えた息子はかなり傷ついたようでした。
まぁ小学校くらいの時ってありますよね、相手がどう感じるか考えもせずにふざけて言ったんだけど、相手を深く傷つけてしまうこと。
普通なら相手2人に「そんなことを言ってはいけない、傷ついて泣いちゃってるんだからごめんなさいしましょう」といった感じの仲裁の仕方になるかと思うのですが。これが全然違くてびっくりしました。

2人を前に先生は息子にこう話し出しました。

「ベストフレンドというのは、本当にあなたのことを想ってくれる友達のことをいうの。あなたを心配して、お仕事があってもここであなたを心配して一緒にいてくれるママのように、あなたのことを想ってくれる友達のことよ。ベストフレンドじゃないなんて言って、あなたを悲しませて、それであなたを置いていくような人はベストフレンドとは言わない。だから彼らはあなたのベストフレンドでもないわ。」

そして2人には

「悲しんでいる彼を見てどう思う?」

と聞き、2人それぞれにどう思うか言わせました(片方はしっかり話しましたが、もう1人は「I think so too」で済ませようとしたら「ちゃんとあなたの言葉で言いなさい」と言い直しさせてました)

そして続けて息子に

「ベストフレンドじゃないと言われて悲しかったわね。でも悲しむ必要はないわ。他にもあなたには友達がいるでしょう?彼らと友達でいる必要はないわ。それでもあなたは彼らと友達でいたい?」

と伝えました。息子は泣きつつも、「でも一緒にいたい、僕は好き。」といい、それを受けた先生は2人に

「彼はあなたたちと友達でいたいようよ。あなたたちはどうしたい?」

と聞き、2人とも「僕も◯◯が好き。友達でいたい」と答え、先生は「じゃあどうすればいいかわかるわね?」と2人に謝罪を促しました。その際「I’m sorry」の一言では終わらせず、「何をして悪かったか」そして「今後はどうするのか」を言わせていました。

まさか「友達じゃなくてもいい」と先生の口から出るとは。笑
まぁぶっちゃけその通りだな、とは思うんですが、無難に仲直りさせず、他の選択肢を息子に提示したのには目からウロコでした。そうゆう諭し方もあるんだ!と。仲裁の仕方が違うことに驚きました。


余談ですが。実はこの時、私泣いてしまったんです。
それを見て先生はその友達2人に「息子が悲しんでそれを見たママも悲しんでいるわ」と言ってましたが、実は私の心の中は違くて。笑

いや確かにそうなんだけど笑、こうゆう場面に出くわした時、これだけの仲裁をする英語能力は私にはないなって実感したんです。今回は先生がいたからやってくれましたが、他の場面で出くわした時に私は英語で息子を守ってあげられる?難しいだろうな、と。言語の壁をいままでで1番強く感じたんです。
先生が特に難しい言葉を使っているわけではないんですが、先生のような言い回しとかは自然と出てこない。相手の子供達にうまく伝えることはできないだろうな、と。逆に相手の子供を傷つけてしまうような直接的な言い方しか出来ないな、って思ったんです。それはきっと息子は望まないでしょうから、私は英語でどう相手の子を傷つけずに息子を守ることができるんだろう、と。
これからもっと友達とぶつかる機会が増えるでしょうけど、その時に英語で仲裁したり、相手の子が発した言葉のニュアンスをしっかり捉えて息子を助けてあげる、といったことは出来ないんだなって強く感じてしまい、自分が情けなくて泣いてしまったんです。笑

日本語だったらいくらでも助けてあげられる。でも英語だと何もしてあげられない。ぶっちゃけいくら英語勉強を努力したところで、Nativeには追いつけない。そう思ったら堪えきれなくなってしまったのでした。
まぁそこは旦那様に頑張ってもらうしかないですよね。。。やってくれるかな。。。いややらせる。笑

ということで長々と紹介しましたが。
こんな違いがあるんだなーと参考になれば幸いです。


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